出版社内容情報
仏教は約2500年に及ぶ歴史の中で,思想的・文化的に多様化しながら,アジア地域を中心に世界各地に広まり,多くの人々に影響を与え現在に至っている。2500年前にブッダが唱えた思想の本質は何だったのか,どういう経緯を経てどのように変わっていったのか。これらの問いに対する答えを探り,仏教の思想的変容の姿とそれがもつ意味を明らかにしている。部派仏教の展開,仏教の革新―大乗仏教,中観派とその思想,瑜伽行派の形成と展開,大乗から密教へ,テーラヴァーダ仏教の伝統,仏教東漸―中国仏教の形成などの章で構成。
1.仏教の成立
2.部派仏教の展開
3.仏教の革新-大乗仏教
4.中観派とその思想
5.瑜伽行派とその思想
6.大乗から密教へ
7.テーラヴァーダ仏教の伝統
8.仏教東漸-中国仏教の形成
9.「新仏教」の展開
10.韓国(朝鮮)の仏教
11.日本仏教の濫觴
12.平安仏教の形成と展開
13.「鎌倉新仏教」の出現
14.近世・近代の日本仏教
15.仏教の現在と未来
-
- 和書
- 水の声 - 歌集