出版社内容情報
不衛生・疾病・貧困の悪循環から人間の健康を守るための社会の関与方式として生まれた公衆衛生制度がカバーする領域は極めて広い。本書は公衆衛生を考えるうえでの主要基本項目，たとえば死亡率，平均寿命，将来人口，有病率などの調査報告と疫学統計，少子高齢化時代の母子健康，感染症の実態と予防，学校・産業・環境における保険，医療・介護保険制度などを基に，各領域における発展の過程，仕組み，現状，方法を考察している。
１．公衆衛生制度の誕生
２．わが国の公衆衛生
３．健康水準・健康指標と衛生統計
４．母子保健
５．成人・老人保健
６．感染症
７．学校保健
８．産業保健
９．環境保健
１０．生活環境
１１．医療制度
１２．地域保健体制
１３．介護保険制度
１４．健康日本２１
１５．国際保健
