出版社内容情報
幕末の開国・開港によって開始される日本の近代化は、たんなる西洋化に留まらない国際化・世界化(グローバリゼーション)への幕開けであった。欧米諸国やアジア各国と日本の国際関係の変化を通して、日本の近代化について多角的に考察している。欧米外圧の再考、天皇の外交儀礼、交通革命と日本、対日外交の担い手、自由貿易の世界、アジアの国際秩序と日本、海外情報戦略の展開、ジャパノロジーの世界、日清戦争とアジア、大日本帝国の完成と第一次大戦、日米対立の予感、通商問題と経済外交などのテーマで構成。
1.開港と不平等条約ー欧米外圧の再検討
2.天皇の外交儀礼と国際認識
3.交通革命と東アジアー香港・上海・横浜
4.対日外交の担い手たちー英仏外交官と情報収集
5.自由貿易と国益
6.アジアの国際秩序と日本
7.蚕糸業と世界市場
8.海外情報戦略の展開
9.憲法発布と国際社会
10.日本文化の国際化ージャパノロジーの誕生
11.日清戦争と二十世紀の世界秩序
12.大日本帝国の完成と第一次世界大戦
13.ワシントン体制と日米対立の予感
14.経済外交の展開
15.戦間期の日中関係
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