出版社内容情報
我々が“もの”の挙動を知るには、実験と理論とよばれる2つの方法が一般的に使われてきた。しかし最近では、実験や理論に代わり計算機シミュレーションが用いられることが多くなった。本書のテーマである計算力学は、構造解析や流体解析など力学解析のための計算機シミュレーションのことで、これらの知識は人工物の設計や自然の解明には、いまや欠くことのできない手法であり、今後もこれまで以上に複雑な問題に応用されつづけるであろう。計算力学が取り扱う課題についての基礎、応用を考察し、その将来を展望している。
1.計算力学とは(1)
2.計算力学とは(2)
3.差分法(1)
4.差分法(2)
5.有限要素法(1)
6.有限要素法(2)
7.有限要素法(3)
8.有限要素法(4) 9.粒子手法(1)
10.粒子手法(2)
11.ソフトコンピューティング(1)
12.ソフトコンピューティング(2)
13.大規模解析(1)
14.大規模解析(2)
15.計算力学の将来の可能性と課題