出版社内容情報
私たちが日常生活で目にする車、情報機器、家電製品などの人工物は、つくられた後の姿であり、自然界には存在しない。製品が生活の場に登場するまでには、ものつくりの様々なプロセスを経るが、その最上流に位置するのが設計であり、製品の特性や性能は設計によってほぼ決まると考えていいだろう。本書は設計技術者の養成テキストではなく、人工物で満たされた人工環境の中で諸々の活動するためのリテラシー教育として設計を取り上げている点に特徴がある。身近な事例に基づいて設計の過程や仕組みについて様々な観点から解説した書。
1.人工物の創造と発展
2.機能と構造
3.設計の過程
4.品質の確保と評価
5.インターフェース・デザイン最前線
6.技術を先導するデザイン
7.設計事例ー夢のエンジン
8.設計の事例ー手作りレーシングカー
9.設計と情報技術(1)-Computer-Aided Design-
10.設計と情報技術(2)-Computer-Aided Manufacturing-
11.設計と情報技術(3)-Computer-Aided Engineering-
12.設計事例ー建設機械
13.設計事例ー白物家電と情報機器
14.ミクロの世界と設計
15.人口環境と設計