出版社内容情報
ヒトという種は文化という人工物の体系を作り上げ、それを各個体が学習により内化することで有能性を増大させてきた。例えば、子どもは成人の行動様式を真似し、おとなには子どもに教えようとする傾向が元々備わっていると想定される。このようなヒトが内包する傾向を、広義の教育=学習の援助の過程として捉え、学校教育との接点、学校独自の役割について考察している。
1.熟達化としての発達
2.「心の理論」の発達
3.リテラシーの発達
4.子どもの数概念の理解
5.音楽的発達
6.ヒトの学習の特徴:生物学的基盤
7.記憶と知識
8.推論:演繹と帰納
9.思考における言語、イメージ、ジェスチャー
10.問題解決と理解
11.新しい学習理論と教室への応用
12.知識を活性化する教材作成
13.学習環境を総合的にデザインする
14.新たな学びに則した教師教育
15.新しい学びにおける評価のあり方