出版社内容情報
子ども・家庭・地域社会をめぐる大きな変容のなかで、児童福祉の施策・制度・援助活動は再構築をはかる段階にきている。事実、50年ぶりに改正された児童福祉法の課題の根底には、家庭の変容がもたらす子育ての諸困難、子どもをめぐる現状への深刻な認識がある。子どもの生活に影響を与える現代家族の状況をふまえ、児童家庭福祉のあり方を再検討。社会の変化とともに複雑化・多様化する児童福祉法のニーズを考察している。
1.児童家庭福祉の視座
2.児童福祉の歴史
3.現代の養育環境
4.子どもの権利保障
5.児童福祉の法制
6.児童家庭福祉サービスの体系
7.児童家庭支援の方法
8.共働きと保育
9.地域における子育て支援
10.家族の養育力と子どもの育ち
11.障害児とその家族への支援
12.ひとり親家庭の子育て
13.児童虐待への取り組み
14.不登校・引きこもりへの取り組み
15.児童家庭福祉の課題と展望