出版社内容情報
老化により体力、気力が衰えても、人はなお豊かに暮らすことができる。看護はそれにいかに応えられるのか。老年期の特徴と発達過程を理解し、高齢者の生命と健康生活を支える看護を実践していくために必要な基本的知識・技術を考察している。一例をあげると「生命維持のためのマネジメント」 では呼吸・感染管理、 栄養管理、 排泄・皮膚管理について、「治療とリハビリテーション」では身体運動機能、ADL、手術前後のケアを考えている。また痴呆性高齢者が急増する時代の中で看護師が果たす役割とあるべきケアの方向性についても言及。
1.老年期を生きる人々の特徴と老年看護の目標
2.高齢者保健施策と高齢者ケア施設
3.加齢に伴う諸機能の変化と健康生活への支援
4.健康生活維持のためのマネジメント
5.生命維持のためのマネジメント1 呼吸・感染管理
6.生命維持のためのマネジメント2 摂食・栄養管理
7.生命維持のためのマネジメント3 排泄・皮膚管理
8.老年期の疾病・治療とリハビリテーション1 身体運動機能
9.老年期の疾病・治療とリハビリテーション2 ADL(日常生活動作)
10.老年期の疾病・治療とリハビリテーション3 周手術期
11.痴呆性高齢者の理解とケアの変遷
12.痴呆性高齢者のケア実践とチームアプローチ
13.要介護高齢者と家族の生活支援
14.終末期を迎える高齢者と家族への支援
15.老年看護学の課題