出版社内容情報
自然環境を物質レベルで考察する場合には,分子の性質とそれらがどのように相互作用しているかを知ることが重要である。また,環境という言葉は,ある系とその系の外との関係があることを前提にしているが,その内と外とを区別するものがある。本書では,物質環境を化学の視点で捉え,解釈し,問題の解決の方法を獲得することを目的としている。
1.身の回りの物質と物質循環
2.標準・基準を決める
3.分光環境計測
4.平衡と変化
5.相と相互作用
6.分子間相互作用
7.高分子の構造
8.高分子と機能
9.有機分子の自己集合化
10.自己複製するジャイアントベシクル
11.光学活性分子と生命
12.分子の立体構造と生命
13.生体膜:脂質と二分子膜
14.生体膜:膜タンパク質と膜輸送
15.環境問題と物質
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