出版社内容情報
情報伝達手段の進展と変化は,私たちの社会の枠組みや意識のあり方,世界観に多大な影響を与えた。本書はとくにメディア業界に焦点をあて,変化のあり様と現状および諸問題を,時間意識の変容,話し言葉の復権,印刷媒体・放送メディア・映像世界,コンピュータ・ネットワークの開発思想,情報の画一化と社会,文化と情報格差などのテーマをもとに多角的に検討。デジタル革命により新たな段階に入った社会を情報の視点から多角的に考察した書。
1.メディオロジーの挑戦
2.時間意識の変容-20世紀の芸術・文学に現れた時間
3.話し言葉の復権-書くこと・話すこと
4.印刷・書物・電子テクスト
5.拡大する映像世界-写真・映画・テレビ
6.ラジオの過去と現在-あるメディアの歴史
7.絶え間なき通信の時代
8.放送規制の展開
9.放送メディアの現状と課題
10.コンピュータ・ネットワークの開発思想
11.誰もが使えるコンピュータの誕生
12.情報の画一化と社会-戦争報道の現実
13.文化と情報経済
14.デジタル社会の著作権
15.情報化社会の行方-個人・地域・国家