出版社内容情報
伝統文化との相克の中で独自の近代西洋型法システムを確立しつつある日本の法システムと,近代西洋型を共有しつつも興味深い差異を示す英・米・独・仏・伊の法システムの特徴との比較を念頭において考察している。また中国・韓国・ベトナム・タイ・マレーシアにおける近代化の政治的経緯,伝統文化,国際環境等を背景に,アジアの近代型法システムの形成過程を分析している。特に,裁判制度,法律家,国民の法意識が流動する現状に重点をおいている。
1.法システムを比較する
2.日本の法システム(1)
3.イギリスの法システム
4.アメリカ合衆国の法システム
5.ドイツの法システム
6.フランスの法システム
7.イタリアの法システム
8.欧米の法システム-討論1
9.韓国の法システム
10.中国の法システム
11.タイ国の法システム
12.マレーシアおよびベトナムの法システム
13.アジア諸国の法システム-討論2-
14.日本の法システム(2)15.総括と展望