出版社内容情報
社会のありさまを的確かつ客観的に把握するために，現実の複雑で非定型的な社会事象の中から，定量的・定性的な変数を見出し測定する方法が社会調査である。社会調査の基本概念を理解したうえで，実際に調査を行う際に必要な技法と調査の結果得られたデータの集計，分析，解釈，表示の方法を基礎から応用まで詳しく解説している。社会調査の実践的な知識を学べる。
１．社会を調査する
２．調査の類型
３．調査票調査の設計
４．調査票を作る
５．サンプリングと実査
６．集計と統計量
７．２変数間の関連
８．検定の考え方
９．検定の実際
１０．パソコンによるデータ解析
１１．多変量データ解析
１２．自由面接
１３．参与観察
１４．メディアの利用
１５．調査結果のまとめと表現
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
1
面白くはないが勉強にはなった。2006/02/25
KIO
0
論文を書こうとするときに、ベースとなるもののひとつは、客観性の高い事実です。そして、確立した分析手法の習得も必要だと思います。その技術を身につけようと購入し、勉強した本です。しかし、現実には、先行研究と他分野の研究成果を参考にするだけで、論文は書けてしまいました。また、とある委託研究の事務にかかわったときに、電子計算組織を使用した統計的手法に長けているだけで、研究依頼ががんがん来る研究者がいました。芸は身を助くですね。
