出版社内容情報
才能教育論では,才能は遺伝的にどの程度決められているのか,またそれは教育を含めた環境的要因によってどの程度伸ばすことが可能か,という2つの問題がスタート時点にあり,その答えがゴールでもある。ところが遺伝的要因と環境的要因は相互に影響し合うため,それぞれの効用について明確な結論が下せないまま推移してきた。比較的定量化しやすい身体活動能力を中心テーマに,才能教育のあり方を解説した書。
1.才能は教育できるか
2.身体活動能力開発と神経系の可塑性
3.身体活動能力開発と筋骨格系の可塑性
4.身体活動能力開発と呼吸循環系の可塑性
5.記憶能力と計算能力
6.作曲家と演奏家の相違
7.偏差値に基づく能力評価の意味と限界
8.身体活動能力とその発達に及ぼす遺伝的要因
9.絶対音感と学習可能性
10.からだを動かす能力の開発
11.用具をあつかう能力の開発
12.身体障害者の運動能力の開発
13.知的障害者の能力開発
14.成長と加齢にともなうパフォーマンスの変化
15.発達と個性を重んじた才能教育
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