扶桑社新書<br> 「就職氷河期世代論」のウソ

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扶桑社新書
「就職氷河期世代論」のウソ

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594101091
  • NDC分類 361.64
  • Cコード C0295

出版社内容情報

“見捨てられた1700万人”はそこまで悲惨ではなかった――。
現在40~50代となった「就職氷河期世代」(1993~2004年卒業)を、雇用のプロが現場経験とデータで徹底検証。
既にビジネス誌や経済社会番組「PIVOT」「ReHacQ」などで氷河期世代論争を引き起こしている筆者が、炎上覚悟で世に問う。


【目次】

<本書の内容の一部>
2025年夏の参議院選挙でも各党がアピールする、就職氷河期世代の支援策。だが、筆者は「現実を無視して“世代”で括ることは、政策をゆがめる」と批判する。

・「多くが就職できず、熟年非正規があふれ、貧困で年金も少なく、国に見捨てられた…」という氷河期世代イメージは、誇張である。
・氷河期世代の非正規(40代前半)のうち大卒男性は4%程度、大半は正社員化している。非正規の大多数=女性と非大卒こそ支援されるべきだ。
・氷河期より下の世代も、年収は低いままである。
・低年金者は、氷河期世代よりバブル世代のほうが多い。
・“見捨てられた”はウソ。政府は当初から対策を打ち、令和以降も年200億円前後の氷河期世代支援予算が使われた。
・マスコミ・政治家・官僚が、就職氷河期問題を好きなワケ。
・どの世代にもいる、本当に困窮している人を支援するには?

内容説明

見捨てられた1700万人はそこまで悲惨じゃなかった!就職、非正規率、所得、年金、政府支援…。雇用のプロが実像を検証、本当に効く支援策を提案する。

目次

はじめに 氷河期世代問題にまつわる違和感
第1章 「偽りの氷河期問題」に惑わされてきた
第2章 「偽りの氷河期問題」を増幅させた2つの誤解
第3章 氷河期問題を見誤らせる5つの社会変化
第4章 少子化は“氷河期のツケ”ではない
第5章 超氷河期の就活を、企業名と大学名でたどる
第6章 誰が氷河期問題をこじらせたのか?
第7章 本当に効く雇用対策を提案する
おわりに 現実を見ることは、氷河期世代支援にもつながる

著者等紹介

海老原嗣生[エビハラツグオ]
雇用ジャーナリスト。サッチモ代表社員。大正大学表現学部客員教授。1964年東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートエージェント)入社。その後、リクルートワークス研究所にて雑誌「Works」編集長を務め、2008年にHRコンサルティング会社サッチモを立ち上げる。漫画『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝』の主人公、海老沢康生のモデルでもある。人材・経営誌「HRmics」編集長、リクルートキャリアフェロー(特別研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾庄左ェ門

2
ウソとは銘打ってますが、支援が全く必要がないとはしていません。非大卒者や女性に対しては必要としています。バブルの頃は大学や学生の数が少ないにもかかわらず募集の人数が多すぎた。氷河期は大学や学生の数が多すぎて募集が少ないと感じさせた事が原因だとしています。特に募集の少ない大企業をいくつも不採用になって非正規雇用になったレアケースが過大にクローズアップされたのも問題だとしています。2025/09/03

Tad

1
1993年~2004年大卒を就職氷河期とし、その世代の「就職できず、正社員になれず、悲惨な人生を歩んでいる」というイメージが虚構であることをデータによって説明している。世代間格差よりも男女格差・学歴格差による影響が大きいことを述べており、誤ったをもとに政治的に政策が決定されているという指摘は興味深い。 ただ、「内定が1社だった人も数社だった人も統計上は同じカウント」であり、その集計結果を比較して「だから氷河期世代もさほどひどい状況ではなかった」という方向で議論が導かれるとするとややミスリードな気がする。2025/09/17

mm71

1
通説を打破するデータに裏付けられた著者らしい論考。就職氷河期世代とひとくくりにするのは間違い。いつもながらキレキレのバーバーの文章、かつ、雇用のリアルを知る人としての情念も感じる。2025/09/17

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