出版社内容情報
高峰秀子が最後に刊行した随筆集
日々の暮らし、忘れえぬ人々への想い、自身の老いと死……。
鋭く慈悲深い「高峰節」が待望の復刻!
年末になると住所録を新品に書き改めていた高峰。ふと胸をつかれるのは、再び会えぬ人の氏名に出会うとき。心によみがえる、大切な人々とのかけがえのない思い出の数々。端正で歯切れのよい語り口で綴る人間エッセイ。本の中に散りばめられた安野光雅画伯によるスケッチ画も見応えのある1冊。
高峰秀子の人間シリーズ、扶桑社文庫による復刊第3弾。
内容説明
年末になると住所録を新品に書き改めていた高峰。ふと胸をつかれるのは、再び会えぬ人の氏名に出会うとき。心によみがえる、大切な人々とのかけがえのない思い出の数々を、端正で歯切れのよい語り口で綴る人間エッセイ。本の中に散りばめられた安野光雅画伯によるスケッチ画も見応えのある1冊。
目次
あなた食べます
店仕舞
もうすぐ春です
住所録
人間スフィンクス
クロさんのこと
老いの花道
私だけの弔辞
私のご贔屓・松竹梅
たけしの母と秀子の母
栄作の妻
五重塔と西部劇
美智子さまへのファンレター
呼び名
身辺あれこれ・年金化粧
私の死亡記事「往年の大女優ひっそりと」
著者等紹介
高峰秀子[タカミネヒデコ]
大正13(1924)年北海道生まれ。5歳のとき「子役」として映画界にデビュー。その後「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など多数の映画に出演。著書に『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)などがある。平成22(2010)年12月28日、逝去。享年86(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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