扶桑社新書<br> 多様性バカ―矛盾と偽善が蔓延する日本への警告

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扶桑社新書
多様性バカ―矛盾と偽善が蔓延する日本への警告

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594098384
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「一番重要なのは、自分の頭の中の多様性」

無駄に増える不要なルールやコンプライアンス至上主義、カタチだけの女性優遇、SNSで暴走する正義幻想、「変わり者」の徹底排除――。
「多様性の尊重」が叫ばれて久しいが、今の日本社会は上っ面の「多様性」が自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒な状況に陥っている。その原因は一体どこにあるのか?
『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家"池田清彦が、「多様性」とは何かを解き明かし、世の中にはびこる “なんかいやな感じ”を喝破する!
「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく一冊。

●尊重されるのは「都合のいい枠の中の多様性」
●誰にでも「能動的な欲望」を解放する自由がある
●道徳的に生きること=正しい生き方だとは限らない
●必要なのは「多様性の尊重」というフィクションに近づく努力
●感性や嗜好を他人に「理解してもらう」権利は誰にもない
●配慮するのは自由だが、強制されるものではない
●コミュニケーションとは、自分や相手が「変わること」
●イノベーションを起こすのに必要なのは異質な頭脳

内容説明

自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒!無駄に増える不要なルール。カタチだけの女性優遇。SNSで暴走する正義幻想。「変わり者」を徹底排除―。「一番重要なのは自分の頭の中の多様性」。「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく。

目次

第1章 そもそも「多様性」とはなんなのか?
第2章 同一性は人間の妄想である
第3章 コンプライアンス至上主義の罠
第4章 多様性社会を「正しく生きる」とはどういうことか
第5章 多様性社会とコミュニケーション
第6章 全方位的に多様であれ

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tamami

64
池田先生の本は、以前から時折手にしてきたが、本書の読後感は余りよろしくない。「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養を謳い、必要なのは「多様性の尊重」というフィクションに近づく努力、或いは、イノベーションを起こすのに必要なのは異質な頭脳etc.と至極真っ当なことを多くの事例を挙げて論証していくのだが、そこかしこで現代日本の社会、政治、教育をこき下ろし、挙げ句は「一番強いやつに従う」という日本人の行動原理と決めつけるのはどうだろうか。同様に、「変わり者」を徹底排除とあるが、先生御自身がそのよい反証ではないか。2024/09/14

yamatoshiuruhashi

50
「多様性」が叫ばれる今、本当に多様性を大切にするということはどういうことか、お互いの自由を侵害しないとはどういうことかなど、当を得た話が、この著者ならではの平易な言葉と明快な論旨で語られる。非常に参考になる一冊。前作「平等バカ」も読むべきだと思った。出張中につき、明日、一緒に飯を食うことにした息子に本書渡すこととする。2024/11/07

りんご

42
痛快痛快。「多様性」って言い訳は胡散臭いなあって思ってました。生物多様性を維持するためには人間がいなくなることが1番手っ取り早い気がするじゃん。それはしないじゃん。したくないんだったら「多様性」なんて言わなきゃいいのに。長いものに巻かれて生きてくのは楽だけど、そのままじゃあ滅びちゃうよ。自分で考える。行動する。2025/01/21

punyon

39
この表題が気に入って図書館の新刊コーナーから掻っ攫ってきた🤣「感情や思考を他人に理解してもらう権利は誰にもない」「配慮というのはボランティアと同じでやりたい人がやればいい。強要するものではない」「閣僚・管理職の女性枠はジェンダー平等のアピールだけ。真に平等を問うのなら女性枠など設けず実力主義でやればいい」「一番強いやつに従うという日本人の行動原理」「日本の凋落は変わり者の居場所を奪い続けた結果である」我が意を得たりの文章満載!区別するからいけないんだろ。平等がそんなに良けりゃ全部混浴にしちまえよ🤣🤣2024/11/11

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

17
帯の文に惹かれ気になっていたので購入。「コミュニケーションは相手に共感でもなく同意することでもなく、少し自分の考えを見直すこと」というのは本当にそう思う。SNSだと似通った感性の人が集まりやすくなり、新たな見方=発見が少なくなる。それが自分の感性・正義の押し付けに繋がってしまう。また、状況は常に変化するため一貫するということは難しいということ。変化を恐れることは得られるものも少なくなる。結局帯の文のとおり、「自分の頭の中の多様性」に目を向けることにこれからも気をつけていきたいと思う。2024/10/26

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