内容説明
1945年2月、たばこの街メリーランド州チェスターフィールド。たばこ農園の大地主レイモンド・タプスコットと妻のローラが銀行で頭取のニック・オークリーと会っていたちょうどその時、4人組の強盗が襲った。抵抗しようとしたオークリーは命を落とし、一味は車で逃走する。2年後、ひとりの男がチェスターフィールドに住む元看護兵のニックという黒人を訪ねてきて、2年前の強盗事件の調査に協力するよう要請する。ノワールと西部劇の伝統を継承した、著者のエッセンスのつまった快作登場!
著者等紹介
ハンター,スティーヴン[ハンター,スティーヴン] [Hunter,Stephen]
1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
52
1945年2月、メリーランド州チェスターフィールドにある銀行が4人組の強盗に襲われ頭取と警官1名が死亡、事件はいまも未解決。2年後、ジョニー・チューズデイと名乗る男がやってきて、黒人の元看護兵ニックの協力のもと先の事件を調べ始める。ジョニーの目的は何? そもそもジョニーとは何者? 本作の面白さをたとえるなら、流れ者が町を牛耳る悪党をガンファイトで一掃していく西部劇のような痛快さで、男の正体と動機が明らかになる最後もよかった。次は“スワガー・サーガ”の最終巻、楽しみです。2025/11/03
Richard Thornburg
29
感想:★★★ 三部作の第2弾! 今回はボブの父ちゃんが主人公。 ガンアクションシーンが多めですが、さらりと読めてしまいますね。 ラストになってここに至る経緯が後説的に語られて「なるほど~」となりますが、もう少しそれを匂わせるエピソードがあってもよかったのかな?なんて思いました。 ストーリーに捻りはあるし、映画になりそうなアクションシーンが多いのですが、最初から乗り遅れた感があって心から楽しめなかった…気がします。2025/02/11
タナー
24
三部作の第2作にあたる作品とのことだ。銃撃シーンの多い西部劇の映画を観ているような感覚で、さらりと読めてしまう。謎の白人男ジョニー・チューズテイの正体が最後まで分からぬまま物語が進むので、この"スワガー・サーガ"がどういう形で進んでいくのか少し戸惑いも感じる。完結編を読んだときに、この大きな物語の真髄のようなものがきっと見えてくるのだろう。第3作が楽しみだ。2025/01/25
み
20
今作は、アールさん。カッケー♪この時代も、まだまだ肌の色の差別が…。アールさんが関わった理由が、またまたカッケー^ ^2025/04/29
うんの
5
英雄が過ぎる〜2025/01/29




