出版社内容情報
また食べたくなる、また来たくなる店が、
だれにでも1軒はある。
おなかも心も満たしてくれる、
おいしい食堂のルポルタージュ。
NHK「あさイチ」著者出演で話題!
地元民から愛される絶品メニューがある。
キャベツがぱりっと新鮮。
漬け物はできる限り自家製。
安い。女ひとりもOK。
おいしい条件を満たす定食屋を著者が訪ね歩く。
儲けはあるのか?
激安チェーン店が席巻するなか、
なぜ地価の高い都会で頑張るのか?
絶滅危惧寸前の過酷な飲食業態、
定食屋店主の踏ん張る心の内と支える客を
独自の目線で切り取った渾身のルポ。
喪失と再生を繰り返しながら、
おいしいご飯を頬張りながら、
代謝しながら、一歩ずつ明日を進もう。
そこに定食屋があるかぎり、
私たちはきっと大丈夫だ。
内容説明
また食べたくなる、また来たくなる店が、だれにでも1軒はある。おなかも心も満たしてくれる、おいしい食堂のルポルタージュ。
目次
はじまり 山角
めし処ひょっとこ―歌舞伎町で愛され続ける安らぎの砦
まるけん食堂―メンチカツ定食530円、常連が自炊をやめる店
水口食堂―東京大空襲、映画の斜陽を見てきた浅草の老舗
ごはん処あだち―帰りに、歩けなくなる店
〓亭―下北沢の赤いチャーハン、生みの親の意外な系譜
ねこにこ飯―味も値段も最強。でも謎だらけ
佐々木食堂―55歳からどう生きるか。元教員の蒸し餃子
Teishoku美松―営業は一日3時間の正しいおむすび定食
喫茶レストラン縄―43年間臨時休業なし。麻布のあの店の隠し味
更科―客が買い出しをお供。吉祥寺の愛され蕎麦屋
定食屋観察録1 良店見極めのコツはメニュー札にあり
菱田屋―定食界のビートルズが駒場で輝き続けるわけ
丸昭中華料理店―野菜炒めの奥深さ。全旨・町中華
下2食堂―大ピンチに定食屋開店で起死回生
韓国田舎家庭料理 東光―すさまじく旨い順女さんのチャプチェ
キッチンABC―豊島区の秘宝・反逆のオムカレー
きさらぎ亭―絶対絶命。閉業間際に起きた小さな食堂のドラマ
大衆割烹 味とめ―食材と調味料にこだわり品数300、小鉢は採算度外視?
食堂 長野屋―大正時代から家族で新宿の胃袋を支えてきた元「民生食堂」〔ほか〕
著者等紹介
大平一枝[オオダイラカズエ]
作家・エッセイスト。長野県生まれ。市井の生活者を描くルポルタージュ、失くしたくないもの・コト・価値観をテーマにしたエッセイを執筆
難波雄史[ナンバユウジ]
1983年、茨城県生まれ。東京工芸大学写真学科卒業。出張先での飲み屋探しが好きな飲兵衛写真家。料理、人物、音楽ライブなど撮影ジャンルは多岐に渡り、雑誌、書籍などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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