出版社内容情報
1937年12月の南京では何が起きていたのか? 現場にいた軍人や記者等50人の目撃証言からわかる「南京事件の真相」は? 近現代史研究家の労作に豊富な写真と雑誌掲載原稿を加えた決定版。
*証言者は朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、同盟通信ほかのジャーナリスト。陸軍および海軍の軍人。海軍従軍絵画通信員、外務省情報部特派カメラマン、陸軍報道班員、外交官等。
内容説明
1937年12月の南京。軍人、ジャーナリスト、画家、写真家、外交官等が見たものとは?「南京事件の真相」を追い続ける近現代史研究家の労作!
目次
第1部(1937年当時の南京略図;重慶での圧死した写真を「南京虐殺」とすり替えた「朝日ジャーナル」;東京裁判検察側資料「崇善堂」の埋葬記録を虚偽と証明;石川水穂産経新聞社会部記者の偉大な功績;「南京郵便袋虐殺事件」は被告側の捏造が明らかになり原告勝訴;南京事件の真実を追い求めて)
第2部(ジャーナリストの見た南京;軍人の見た南京;画家・写真家の見た南京;外交官の見た南京)
著者等紹介
阿羅健一[アラケンイチ]
昭和19年、宮城県生まれ。南京事件研究家。東北大学文学部卒業後、会社員としてつとめ近現代史の研究へ。「百人斬り訴訟を支援する会」会長を務め、現在、「南京戦の真実を追求する会」会長、「興亜観音奉賛会」理事、「『南京の真実』国民運動」会長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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卍ザワ
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「南京事件を調査せよ」では、中国兵の捕虜を、入城式の前日と当日に2万人殺害とあるが、当時、南京に滞在した日本人達のインタビューでは、大量虐殺は否定している。1万人ぐらいの中国兵の捕虜がいた、と1名の証言が符号するぐらいか。隠密裏に2万人の虐殺でもしないかぎり、辻褄が合わないが、可能だろうか。半藤一利が、軍人へのインタビューは、嘘をつくから、気を付けろ、との言葉が頭をよぎる。南京周辺に1万人の中国兵の死体が散乱していたが、これは戦争の結果による。南京虐殺の是非以外に、時代背景など、思いのほか興味深く読めた。2023/09/12