内容説明
注目の事件を担当すれば、名前が売れて、事務所の経営も軌道に乗るだろうが、サマンサはその気になれない。ところが、事件の容疑者から弁護の依頼がもたらされる。彼は地元の刑事で、捜査をつうじて被害者と知りあい、つきあっていたという。警察関係者が殺人事件の容疑者になるという特異な裁判。それは、サマンサ自身の人生を変える、驚くべき展開を見せる―O・J・シンプソン事件の元検察官が、女性弁護士の戦いを描いてベストセラーとなったリーガル・サスペンス。
著者等紹介
クラーク,マーシャ[クラーク,マーシャ] [Clark,Marcia]
米国カリフォルニア州生まれ。公選弁護人として経験を積んだ後、ロサンゼルス郡の検察局に入る。1995年に元フットボール選手で俳優のO・J・シンプソンが殺人容疑で逮捕された事件の主任検事となり、注目を浴びる。のちに検事局を退職し、さまざまなメディアに出演する。2011年に小説家デビュー
〓山祥子[タカヤマショウコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部卒。出版社勤務後、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
17
てんこ盛りのお話しでした。本筋の真相は、どうでも良くなりました。サマンサったら、悪やの〜、嫌いじゃないです。シリーズ翻訳して欲しいです。2023/11/05
Ribes triste
15
依頼人の無実を勝ち取るためにサマンサは奔走するが、法廷でも苦戦を強いられる。ひょんなことで入手した証拠物件から、事件に光明がさすが…。真相に近づくにつれ、身に迫る危険。急展開の連続で一気読みでした。シリーズの続きが刊行されることを熱望してます。2023/05/30
こーらすまま
6
なんと自分が弁護する容疑者が実の父だったとは!家族の愛に恵まれないサムはデイルの激しすぎる感情の発露が怖くもあり嬉しくもあり。そんな感情揺さぶられる中、事務所が放火に遭う。サムたちの方向性は真の犯人を指しているのか、裁判の行方は?最後はビックリ、なんてこった。2023/09/29
ぱぴゅ~~ん
5
下巻の方が面白かったです。書き慣れていないのか、若干進行が荒っぽい感じがしました。ただ、よくある主人公ではなく、現実的でダークな面も持ち合わせてています。人によって好みが分かれるかもしれません。本シリーズ4作まで書かれているということですので、主人公の明と暗の面がどのように展開していくのか楽しみです。2023/06/16
ヒサヒサ
4
良かったです。シリーズ他作品も待っています。2023/11/06
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