いい人にだけいい人でいればいい

キム ジェシク【著】/藤田 麗子【訳】

扶桑社（2022/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 240p／高さ 19cm
• 商品コード 9784594089757
• NDC分類 929.14
• Cコード C0095

出版社内容情報

★★韓国で13万部突破!　ヤン・ヨソプ（HIGHLIGHT）、キム・ヨンギョン（元女子バレーボール韓国代表・主将）など韓国著名人が絶賛★★

苦労して手を取り合ったとしても、どちらかが手を離してしまえば簡単に終わるのが人と人の関係だ。
難しい分だけ軽く、大切なぶんだけまるで無価値なものになったりもする。
だから、誰かをそばに置いておこうとすがりつくのではなく、自分にとっていい人にだけいい人でいればいい。　キム・ジェシク

翻訳は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』の藤田麗子が担当。イラストは、高田真弓による描き下ろし。
恋愛、仕事、人間関係に疲れたあなたに寄り添う163のメッセージ。

《目次》
第1章　すべての人に いい人でいることはできないいい人でいることはできない
第2章　私の愛する自分へ
第3章　愛とは相手について学ぶこと
第4章　今は自分をいたわる時間

内容説明

幸せが何かわからないのは、周囲を見回してばかりいるからかも。愛されようと頑張らないで。それが自分を傷つける。自分に合わせて、ラクに生きよう。韓国最大級の恋愛コミュニティを運営する著者が贈る１６３の珠玉エッセイ。

目次

第１章　すべての人にいい人でいることはできない（さみしさは誰かと一緒のときに強まる；損切りを上手に行えば前進できる　ほか）
第２章　私の愛する自分へ（ロト当選にも努力が必要；私の愛する自分へ　ほか）
第３章　愛とは相手について学ぶこと（私が望む恋愛；愛する側と愛される側　ほか）
第４章　今は自分をいたわる時間（自分に聞いてみる；今思うと、私をダメにしたのは私だった　ほか）

著者等紹介

キムジェシク［ムジェシク］
韓国最大級の恋愛コミュニティ「愛するときに知っておくべきこと」の運営者。フェイスブック、カカオストーリー、インスタグラムなどを通じて、２００万のフォロワーから支持されている

藤田麗子［フジタレイコ］
フリーライター＆翻訳家。福岡県福岡市生まれ。中央大学文学部社会学科卒業。第２回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」にて『宣陵散策』で最優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[assam2005]

自分の大切な人が愛する人、愛し続ける人、愛していた人へと変わる。そんな心の機微を淡々と綴られる。共により良い関係を築こうと努めなければ成り立たないのが人間関係。そのパワーバランスを保つのも崩すのも二人次第。一方的に我慢するのもバランスが悪く、自分の意に反することを断れずにいることも、共感し「自分も辛かったからわかるよ」という言葉さえも二人の気持ちのバランスを崩させる。人と人の関係はこんなにも繊細で不確実なものだけれども、それでも続いている関係は稀有であり、巡り会えるということはとても幸せなのでしょうね。

2022/03/20

[assam2005]

予定をぎゅうぎゅうに詰め込まないと不安。時間は有限だから何もしない時間を作るのはもったいない。若い頃はそう思っていたのですが、ある時、全力で生きることだけが正解か？と思うようになった。「正しいとか間違いだという問題ではなく、人生に対する姿勢の違いだ」という言葉が腑に落ちる。人生の選択に決まった正解不正解はなく、自身がそう思うか否か、というだけ。ベストな状態で体験したいから休養も必要と考えれば余白も必要。年齢と共にできないことが増えていく、そんな姿をも「ま、いいか」と思えるようになるだろうか。

2024/06/30

[★エレミヤ2911☆]

自分はある意味『サービス精神旺盛過ぎのおもてなし過ぎ』だったのかな😅🥲相手に夢中になって誰に対しても話を声を言葉を聞き過ぎてしまっていたのかな、と。鵜呑みにしてるかのようで『理解したい理解しよう』としていたんだ。それはやはり良くも悪くも両面強く働いていたかと。また『共感と感受性』〈強い〉『過去に何があったのだろうか!?とその相手の性格傾向から＜背景に思いを巡らす＞』するとだから『同情心』も同時に芽生えて働いてしまう。またインスピレーション〈ひらめき直感〉も冴える時もある。とにかく〈隣人愛〉だな。

2023/06/13

[ことり]

タイトルに惹かれて。恋愛についてはもう私には必要ないので、第三章は飛ばし読み。あまり一気読みするような本ではなく、その時の自分が気になったタイトルをぽつり、ぽつりと読むのがいいかも。メンタルが落ちているときに励ましてくれそうな一冊。

2023/03/26

[Rinarnation]

この方の哲学と感性が好き。私にはとても合う。いろいろな本やエッセイが出版されている中で、こうも好きな本に出会えるのは幸運なことだと思う。短い文章の中にこの方の優しさと強さが詰まっている。訳者の方の言葉選びがうまいのか、とにかく素敵な一冊に出会った気分。手元に残す一冊です。

2022/03/20