出版社内容情報
“第2の脳”とも呼ばれる腸が人の心と体にとっていかに大事なのか、最新研究を踏まえて解説する。特に、発達障害などの心の病やアトピー性皮膚炎などが「腸内細菌の悪化」によって引き起こされることを論じる。併せて腸によい食物や薬も紹介。
第1章 発達障害が激増している
ASDの子供は腸に問題がある!/万病を引き起こすリーキーガット…
第2章 何がリーキーガットを引き起こすのか?
私たちの食べ物が激変し、腸内細菌も変わった/抗生物質の服用で腸内…
第3章 腸と脳はつながっている
腸内細菌が脳と行動を変える/腸内細菌とうつや不安のつながり…
第4章 腸内細菌がASDを引き起こす!
発達障害は回路の「つながりの不具合」によって起こる/腸内細菌は免疫系とつながっている…
第5章 リーキーガットから腸を守る
避けるべき悪い食事と薬/腸内に住む細菌を育む/大腸の粘膜を修復し、バリア機能を高める…
内容説明
最新の研究で明らかになったことは、食事、薬、農薬、ストレスなどによって、あなたの腸内細菌は急速に変化しうることである。ただし、これは諸刃の剣でもある。なぜか。加工食品、抗生物質、農薬に塗れた現代生活の便利さが、腸内細菌に悪影響を及ぼしているからだ。その一方、あなたの食事は、あなたの腸内細菌を改善し最適化するのにもっとも容易でもっとも効果的な方法でもあるのだ。
目次
第1章 発達障害が激増している(爆発的に増加する発達障害を抱えた子供たち;ASDの子供は腸に問題がある! ほか)
第2章 何がリーキーガットを引き起こすのか?(腸は栄養素の体への入り口;腸に住んでいる生き物 ほか)
第3章 腸と脳はつながっている(腸が変われば脳が変わる!;「脳‐腸」相関から「脳‐腸‐腸内細菌」相関へ ほか)
第4章 腸内細菌がASDを引き起こす!(遺伝的な傾向と環境;子供の脳の発達の仕方 ほか)
第5章 リーキーガットから腸を守る(腸は人の健康の源である;お腹で飼っているペットの健康を考える ほか)
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、生化学、医学、薬学、教育を中心とする執筆活動と講演活動、脳と栄養に関する研究とコンサルティング活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ozsh
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けっけ。