幻の大東亜戦争―もしあの戦争がなかったら

渡邊 裕【著】

扶桑社（2021/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 202p／高さ 19cm
• 商品コード 9784594087708
• NDC分類 913.6
• Cコード C0095

出版社内容情報

〝歴史のIF〟の面白さを実感できるドキュメント・ノベル
日米開戦が回避され、敗戦がなかったら、日本はどうなったのだろうか？　満洲は？　台湾は？　朝鮮は？　東南アジアは？　実際に戦前・戦中・戦後を生きてきた著者が描く！

医学生大城雄一郎は海軍軍医委託生となり、任官して潜水艦に配属された。大尉となり真珠湾攻撃のためハワイ沖に潜んでいたが、突然の攻撃中止命令で帰国した。大戦を避け得た日本は平和裡に栄華を極めたが……。その後満洲国は広く承認され、国連にも加入した。朝鮮の産業も一段と発展し、台湾は自治州となって独自の道を歩み始める。さて、厄介な隣国は……？

内容説明

医学生大城雄一郎は海軍軍医委託生となり、任官して潜水艦に配属された。大尉となり真珠湾攻撃のためハワイ沖に潜んでいたが、突然の攻撃中止命令で帰国した。大戦を避け得た日本は平和裡に栄華を極めたが…。その後満洲国は広く承認され、国連にも加入した。朝鮮の産業も一段と発展し、台湾は自治州となって独自の道を歩み始める。さて、厄介な隣国は…？

著者等紹介

渡邊裕［ワタナベヒロシ］
大正１５（１９２６）年、千葉県生まれ。昭和２６（１９５１）年、東京大学医学部医学科卒。昭和２７年、東京大学医学部第二外科入局。昭和３５年、医学博士（東京大学第８２２０号）。昭和３６年、国保旭中央病院外科医長（附属高等看護学院副学院長兼任）。昭和４５年、山梨県立中央病院外科医長（県立高等看護学院院長兼任）。昭和５７年、医療法人桃花会一宮温泉病院理事長・院長。平成２（１９９０）年、日本東洋医学会認定漢方専門医指導医等を経て、平成３０年より医療法人八香会湯村温泉病院医師（非常勤）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Mark]

敢えて歴史のifを問い、先の大戦が回避できていたらその後の国際情勢はどうなっていたでしょうか？国民の厭戦世論のため、欧州戦に参加できずにいたアメリカ。日本を締め上げて先制攻撃させ、世論を戦争に反転させるという戦略にはまり、結果的にコミンテルンを利することになってしまいました。仮に、大東亜戦争がなかったら、台湾、朝鮮、満州、樺太が国境線になっていたわけで、支那とのパワーバランスも全く違うものになっていたのでしょう。どう違うものになっていたかは、だれにもわかりませんが。

2021/07/03

[くらーく]

正直、小説と言えるのかどうか。ある程度の事実と著者の意見と妄想とが組み合わさって、1冊の本にしました、と言うところ。あとがきに書いているけど、昭和天皇にお出ましいただくのはどうかねえ。近衛とFDRにしておけば、と思うけど、近衛では小説にはならないか。 大正生まれの男性は、太平洋戦争（大東亜戦争）に兵隊で取られ同世代の多くが亡くなっているからな。著者はお医者さんだし、年齢的に徴兵にあったかどうか微妙なところですね。 今から振り返れば、どうしてアメリカと戦火を交えたのかねえ。タイムマシンがあれば。。。

2022/02/26

[depo]

読書メーター1001冊目。日米開戦がその直前で回避され、そのため敗戦もなかったら？

2021/10/05

[depo]

再読した。やっぱり面白かった、

2023/08/18