扶桑社新書<br> イスラム教再考―18億人が信仰する世界宗教の実相

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イスラム教再考―18億人が信仰する世界宗教の実相

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594087364
  • NDC分類 167
  • Cコード C0295

出版社内容情報

多発する「過激派テロ」、「信教の自由」も「LGBT」も否定、「子供への体罰」や「児童婚」が蔓延、「女性の価値」は男性の半分……。イスラム教は本当に異教徒に寛容で穏健な宗教なのか?

世界的に突出して偏向している日本の「通説」を検証することにより、「イスラム教のリアル」が見えてくる。
学者・メディアによってつくられた「常識」を問い直し、イスラム教徒とのあるべき共生の道筋を示す!

【目次】
はじめに―イスラム研究者が拡散させた「誤ったイスラム像」

第一章 「イスラムは平和の宗教」か
外務省「イスラム研究会」設立/ジハードは「聖戦」ではなく「努力」?/自爆攻撃は正当化されるか 他

第二章 「イスラム教ではなくイスラームと呼ぶべき」か
日本のイスラム研究業界の「ルール」/「単なる宗教ではない」というイメージ戦略/政治信条やイデオロギーの投影の対象 他

第三章 「イスラムは異教徒に寛容な宗教」か
高校世界史の教科書にも描かれる「寛容さ」/異教徒は「殺すべき対象」/棄教者は死刑 他

第四章 「イスラム過激派テロの原因は社会にある」か
「イスラム主義との戦い」を宣言したフランス/イスラム過激派テロをアメリカのせいにする陰謀論者/テロの原因はイデオロギー自体にある 他

第五章 「ヒジャーブはイスラム教徒女性の自由と解放の象徴」か
ヒジャーブは「サラリーマンのネクタイのようなもの」?/ヒジャーブ着用により女性は守られるか/異教徒の女性は性奴隷/ヨーロッパで続発するレイプ事件/ヒジャーブをしない自由も尊重されるべき 他

第六章 「ほとんどのイスラム教徒は穏健派」か
イスラム過激派を支持するイスラム教徒は少なくない/身体刑の執行を支持/信教の自由、表現の自由を否定/LGBTを否定/蔓延する子供への体罰・精神的虐待と児童婚/女性の価値は男性の半分/妻は夫に完全服従 他

第七章 「イスラム教を怖いと思うのは差別」か
イスラモフォビア(イスラム恐怖症)批判/イギリスで加速するイスラモフォビアへの法規制/日本でも広がる「イスラム教は怖い=差別」の風潮 他

第八章 「飯山陽はヘイトを煽る差別主義者」か
日本のイスラム研究業界の不文律/「ニセ学者」のレッテル/インターネット上の誹謗中傷/日本のイスラム研究者が本当に守りたいもの 他

終 章 イスラム教を正しく理解するために
イスラム主義の台頭を許した西欧の「罪悪感」/ポリコレと多文化主義の見直し/「アブラハム合意」を歓迎しないのは誰か/日本のイスラム研究者とメディアが広めたウソからの脱却を 他

内容説明

多発する過激派テロ!信教の自由もLGBTも否定!子供への体罰や児童婚が蔓延!女性の価値は男性の半分!…世界的に突出して偏向している日本の「通説」を検証することによりイスラム教のリアルが見えてくる!

目次

第1章 「イスラムは平和の宗教」か
第2章 「イスラム教ではなくイスラームと呼ぶべき」か
第3章 「イスラムは異教徒に寛容な宗教」か
第4章 「イスラム過激派テロの原因は社会にある」か
第5章 「ヒジャーブはイスラム教徒女性の自由と解放の象徴」か
第6章 「ほとんどのイスラム教徒は穏健派」か
第7章 「イスラム教を怖いと思うのは差別」か
第8章 「飯山陽はヘイトを煽る差別主義者」か
終章 イスラム教を正しく理解するために

著者等紹介

飯山陽[イイヤマアカリ]
1976(昭和51)年東京生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程単位取得退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

95
《自称リベラル知識人達が放つ知的腐臭》まず、大切なのは著者も本書で繰り返している様にイスラム教の教義が近代的な自由で民主的な価値観と異質のものであったとしても、その信徒が異教徒に攻撃的であったり男女間の平等に無理解であることを意味しない、ということです。同様にその教義を正確に解説する著者がイスラモフォビア(イスラム教・教徒嫌い)であることを意味しない。著者は、その様な誹謗を一身に受けていますが(8章)、それを言い募る側の方が教義と個人の言動を直結する短絡的思考に陥っていると言えましょう。(1/7)2021/09/11

yamatoshiuruhashi

64
読友さんのレビューで知った本。日本で最近流される「イスラムは平和の宗教」という言説、唱えるイスラム学者やジャーナリストなどの危うさを丁寧に論じていく。本書の趣旨は終章の24頁に凝縮されておりそこから読んでいくのもよかろう。イスラム教は平和の宗教、テレビで池上彰が度々したり顔で言うのが不快だった。世界のテロの多くがイスラム教徒によるもので有ることをどう説明するのか。勿論、イスラム教徒=テロリストではない。しかしイスラム教徒の多くは難民、移住によっても新たな地の文化、法律を遵守することより自らの要求を主張する2021/10/14

フリージア

33
アフガニスタンからアメリカ軍が撤退。タリバンが首都カブールを制圧し、民衆が国外脱出するため空港に殺到している、というニュースがながれた。少しでも理解したくて読んでみた。しかし、この本は2021/3の初版。タリバンに抑えられたアフガンの今後については言及がなかった。近年イスラム諸国で人権擁護の兆しがみられるそうだが、厳しい自然の中で生まれたイスラム教、飯山陽氏は民主主義とは相容れないと述べる。穏やかな気候の日本に生まれたことに感謝した。2021/09/05

速読おやじ

29
「多文化主義の否定」は極端な主張と最初に思ったが、郷に入れば郷に従うというのは普通の話で、エジプトのシシ大統領だって行った国の文化に従うつもりがないのなら行くべきではないと言っている。テロを作り出したのは社会ではなく、そもそものイスラム教義の考え方にあるという。西洋社会では受け入れられない女性蔑視の考え方もある。人類の絶対的な真理というものがあるとしたら、間違っていると思われる教義は多数。それでも多文化主義を尊重していいのか?考えさせれらた。著者の主張をすべて受け入れたわけではないが、一考に値する。2021/03/30

rosetta

27
作者によると日本ではイスラムに批判的な研究は学会で存在すら許されないようだ。イスラムは平和な宗教と言う言説を広めたがっている研究者にとって作者は邪魔なのだろう。イスラム過激派と穏健な一般信者とは区別されなければならないが、実際コーランとハディースには敵を殲滅させろと明確に書いているのだから、ジハードをしない信者の方が現実と折り合って妥協していることになる。信教の自由は保証されるべきだが近代的価値観は宗教の縛りよりも上位に置かれなければならない。イスラモフォビアのレッテルを政治的に利用させてはならない2022/04/10

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