出版社内容情報
日本国は、どのようにしてつくられたのか?
日本人は、何をよりどころにしてきたのか?
「縄文精神」と「やまとごころ」の2つのキーワードから
日本国史の本質を読み解く。
内容説明
日本国は、どのようにしてつくられたのか?日本人は、何をよりどころにしてきたのか?「縄文精神」と「やまとごころ」の2つのキーワードから日本国史の本質を読み解く。
目次
まえがき―日本人の原点は「縄文精神」と「やまとごころ」にある
縄文精神とは何か
『祝詞』の「大倭日高見国」とは何か
「日高見国」から「大和国」へ
神道としての縄文土偶・土器
神道の基本となる皇祖霊信仰
人物埴輪からわかるユダ人の「やまとごころ」
これまで無視されてきた秦氏の活躍
聖徳太子と「やまとごころ」
「やまとごころ」文化の開花
稗田阿礼が語った『古事記』の世界
奈良仏教と「古典文化」
日本のミケランジェロ・国中連公麻呂の登場
歌の殉死「海行かば」の歌人・大伴家持
疫病に勝った「やまとごころ」
著者等紹介
田中英道[タナカヒデミチ]
昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開いている。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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軍縮地球市民shinshin
12
200頁足らずの本だが、なぜか読み終わるまでに時間がかかってしまった。本書は著者のそれまでの古代史を中心とする本のエッセンスを抽出して、短い章でまとめた本。著者の古代史思想を知りたければこの本で事足りる。どの章もそんなに深くは書いていないので、詳しく知りたい人はそれぞれの著者の本を読まなければならない。そのためのブックガイドも巻末に一覧で掲載されている。古代にユダヤ人が日本に来て秦氏になったという、明治からある説はどうしても賛同できないなぁ。ムー的な内容だ。2020/11/14