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出版社内容情報
「来年人々が着たい服はなにか?」
答えは社会潮流の中にある
「次のトレンドはなんだろう?」。
モノを作る人も売る人も、常に考えているのはそのことではないだろうか。例えば、長いスカートが流行るとしたら、「今年は長いスカートだ」ということをいち早く知りたいと思うだろう。
しかし、本当に流れをつくる人というのは、初めに長いスカートを世に出す人である。そして、「長いスカート」が流行になるのには、必ず理由があるのだ。
あるいは「そもそもトレンドとは何だろう? それは今でも意味あるものだろうか?」と根源的な問いが生じても不思議はない。
日本を代表するセレクトショップ UNITED ARROWS 創業者の一人であり、現在もUAのクリエイティブ・ディレクションを行う日本ファッション界の最重要人物は、「答えは社会潮流の中にある」と言う。
いま世の中で起きていることに対して、生活者はどのようなマインドで暮らし、何が優先されるのか。
ファストファッションなどの台頭で「アパレル危機」と言われるファッション業界は、新型コロナウイルスの影響でさらなる打撃を被った。「コロナ後」に訪れる新しい世界で、おしゃれは不要不急のものとされるかもしれない。
しかし、「ファッション」が果たせる役割はある。
なぜなら、着ることは人間の尊厳にかかわることだから。着ることは生きることだから。
ファッション近代史をとおして日本のファッションの特異性と面白さを紐解きつつ、ファッション業界が向かうべき道を提示する。
ファッションとは文化であり
ビジネスであり 生きることである
内容説明
fashion=culture×business。ユナイテッドアローズ創業者のひとりによる社会潮流の読み方。
目次
1章 Social―社会潮流を読む(服を買わない時代;服の役割の変化 ほか)
2章 Work―UAの仕事(ゼロからのスタート;バブル終焉で、きちんとしたスーツが大ヒット ほか)
3章 Personality―おしゃれ考(服は人を成長させ、人の成長は服を見ればわかる;おしゃれとは生き方の問題であり、自分が自分らしくいるかどうか ほか)
4章 Histroy―日本と世界(日本のファッションはなぜ面白いのか;平和憲法とファッションの関係 ほか)
5章 Mission―潮流のその先へ(マサイ族のビーズを商品化する取り組み;新しい美意識や価値観の創出 ほか)
著者等紹介
栗野宏文[クリノヒロフミ]
1953年、アメリカ合衆国ニューヨーク州、ニューヨーク市生まれ。帰国後は東京、世田谷で育つ。世田谷区立の小学校、中学校、高校を経て和光大学人文学部芸術学科入学。1977年、大学卒業と同時に株式会社スズヤ入社。上野本店にて販売員、バイイングアシスタント。1978年、Beams入社。Beams F店長、Beams店長、インターナショナル・ギャラリー店長、バイヤー、ディレクター、プレス等を経験後、企画部長。1989年、ユナイテッドアローズ設立。常務取締役として販売促進部長、バイヤー、ディレクターを兼任後、チーフクリエイティブオフィサーに就任。2008年、常務取締役を退任後、上級顧問クリエイティブ・ディレクション担当。現在も継続(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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