内容説明
オレゴン号を付け狙う強敵。それは、カブリーヨがCIA工作員だったころの同僚ザカリア・テイトだった。カブリーヨに強烈な恨みを抱くテイトは、オレゴン号の“分身”ともいえる同性能のハイテク艤装船ポートランド号を建造し、壮大な復讐計画を発動させたのだ。オーヴァーホルトを人質に取られたカブリーヨは、救出に乗り出すが…。オレゴン号メンバーにシリーズ最大の危機が迫る!双子の艤装船が相まみえる迫真の大海戦の末訪れる過酷な運命とは?衝撃の結末が待つシリーズ最新作!
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。2020年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Richard Thornburg
25
感想:★★★★ 下巻に入って囚われの身となったカブリーヨを、コーポレーションの面々が救出するところからスタート。 そのままカブリーヨの作戦がトントン拍子に進むのかと思っていたら、敵対勢力のボスもとことん抜け目のない悪いヤツで、乗っ取った軍艦(ミサイル艇)と裏取引で味方につけた潜水艦で艦隊を作りオレゴン号を撃沈しようと画策する。 今までもオレゴン号と対決した敵対勢力のハイテク船は数あれど、艦隊を作って攻めてくる組織は初めてなんじゃないですかね。 2022/10/09
atsut101
1
オレゴン号メンバーに最大の危機が。。。原題の"FINAL OPTION"の方が危機感を感じてぴったり。面白かった。2020/11/14