扶桑社新書<br> 大学で学ぶゾンビ学―人はなぜゾンビに惹かれるのか

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大学で学ぶゾンビ学―人はなぜゾンビに惹かれるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 303p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594083243
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

近畿大学の超人気講義が1冊に!  

ゾンビの歴史はヴードゥー教から始まる。そこから金字塔的ゾンビ映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を経て、映画、マンガ、アニメなど、「ゾンビ」という存在は人々を惹きつけてきた。特に昨今は、『ワールド・ウォーZ』、『カメラを止めるな!』、『屍人荘の殺人』、『ゾンビランドサガ』など、ゾンビコンテンツの大ヒットが続き、ハロウィンともなれば街はゾンビメイクの人々であふれる。
そもそも「ゾンビ」とは何か。映画、ゲームなどのコンテンツでどのように発展してきたか。いつからゾンビは全力疾走するようになったのか。『鬼滅の刃』はゾンビものなのか。日本独特の「カワイイ」文化に取り込まれたゾンビや、ゾンビでの町おこしなど、本書はあらゆる角度からゾンビを分析したゾンビ総合研究書である。

内容説明

人々は何をもって「ゾンビ」としているのか。ゾンビを研究して何がわかるのか。ヴードゥー教から『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を経て『ワールド・ウォーZ』まで、映画、マンガ、アニメ、ドラマ、小説ゲーム、ハロウィン、町おこしなどあらゆる角度からゾンビを分析する、ゾンビ総合研究書。深遠なるメディアコンテンツ学の世界へようこそ!

目次

第1章 「ゾンビ」とは何か(ゾンビという字を辞書で引いたら…;先行研究の収集と整理 ほか)
第2章 映画で見るゾンビの歴史(ゾンビ映画の数の推移―こんなにあるゾンビ映画;ヴードゥー・ゾンビ―異文化としてのゾンビ ほか)
第3章 ゾンビのグローバル化、マルチメディア化(世界をまたにかけるゾンビ映画―『ワールド・ウォーZ』;ところ変わればゾンビも変わる―進む国際化と多様化 ほか)
第4章 日本のゾンビ文化考(日本のゾンビ映画―『バトルガール』から『屍人荘の殺人』まで;邦題のえじき―映画宣伝の面白さ ほか)
第5章 なぜ人々はゾンビに惹かれるのか(「だらしなさ」から来る「自由さ」―バカバカしさの中に創造性あり;ゾンビは人間自身を見つめなおさせる ほか)

著者等紹介

岡本健[オカモトタケシ]
1983年、奈良県生まれ。近畿大学総合社会学部総合社会学科准教授。専門は観光学、観光社会学、コンテンツツーリズム学、ゾンビ学。北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了。博士(観光学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

54
大学でゾンビを教える著者が書いた一冊。とはいえ授業らしいのはゾンビという概念を大まかにまとめた一章だけで、後はゾンビ物の紹介が大半。ただこの紹介が滅法面白いのである。やっぱり紹介が面白いか否かは対象に愛を抱いているかどうかが重要なのであって、その点著者のゾンビ愛は本物だなあと感心させられる。主戦場である映画はもちろんながら、小説、マンガはもちろんゲーム、「くさったしたい」に至るまでの目の配りよう。『鬼滅の刃』はちょっと牽強付会みたいな気もするけど…。ゾンビ尽くしの一冊でジャンルに興味ある人は読むべきです。2026/03/14

アナーキー靴下

48
ゲームのセリフで「いかなるゾンビも許さなぁい」というのがあり、それは現実の歴史とはパラレルの世界線にある未来の話で、分岐点はロメロのゾンビ映画以前(と私は認識)。ヴードゥーゾンビは既に存在し、1932年の映画『恐怖城』も公開後かも、とはいえ、同類型が人口に膾炙していなければ「ゾンビ」は使われないのでは、と疑問があった。しかし本書を読み、著者の「ゾンビは人間や社会を映し出す鏡」を踏まえると、収斂進化のようにパラレルの世界線でもロメロ的ゾンビ映画が生まれ一大ジャンルに育ったに違いない、なんて思えてきた。2026/04/11

kana

27
今年はゾンビと終末世界が題材のゲームコンテンツの面白さをわかりたい!と目標にしてたら、ピッタリな本と出会って、夢中で読みました。ゾンビもの増えた気がすると思ってたけどその量の変化をグラフにしてあって、この20年くらいでも爆増しててやはり、です。幅広いメディアジャンルで扱いやすい手軽さがあり、なおかつ人間の本質を考えさせる普遍性も持ってるんだと、鬼滅の刃もある種ゾンビに通じるんだと気付かされて、想像以上にゾンビすごかったです。これ読んでからバイオハザード見るとその画期的な仕組みに気づけてより楽しくなりそう。2022/06/06

香菜子(かなこ・Kanako)

24
大学で学ぶゾンビ学~人はなぜゾンビに惹かれるのか~。岡本健先生の著書。ゾンビとはなにか、ゾンビの魅力はなにか、なんて考えたこともなかったけれど、ゾンビについて真剣に研究しているゾンビ学の研究員、研究者がいて、ゾンビ学の講義を受けたいと希望する生徒がたくさんいるなんて素敵なこと。研究、研究員、研究者というとどこか堅苦しく聞こえるけれど、研究は本来は自由に好きなものを選ぶもののはずだから。だれでも自由に研究していいし、好きなことを研究している人はだれでも研究員で研究者。 2020/09/26

kei-zu

20
膨大な量のゾンビを題材にした映画(駄作を含む)、ゲーム、漫画などを紹介し、最終章で「なぜ人々はゾンビに聞かれるのか」を論考する。その根底にあるのが、第1章で説明される「先行研究の収集と整理」という、大学における研究アプローチという構成なのがおもしろい。なお、個人的なフェイバリットは「死霊のえじき(Down of the Dead)」です。2026/04/11

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