内容説明
予算不足で隊員も制服も装備も弾薬も足りない!災害派遣やPKO活動を通し、多くの国民から尊敬される一方で彼らはずっと耐え忍んできた…。気鋭の国防ジャーナリストが警鐘を鳴らす自衛隊が抱える「働き方改革」の課題。
目次
第1章 “ブラック公務員”の実態(自衛隊のトイレは駐屯地によってはトイレットペーパーが常備されていない;予算不足でトイレを「封鎖」してしまう基地も ほか)
第2章 自衛隊員のセーフティネット(紛争時、自衛官の防衛出動手当はいくらもらえるのか?;自衛官が戦場で負傷をしたら保険はいくら下りるの? ほか)
第3章 自衛隊の戦力は本当に世界6位なのか?(自衛隊の射撃訓練はクレー射撃の選手より撃つ回数が少ない;自衛隊の「武器・弾薬・燃料・人員」は十分か? ほか)
第4章 見えない法律に縛られる自衛隊(朝鮮半島有事の“武装難民”に自衛隊は発砲できない;防衛省で襲われた自衛官が銃に実弾さえ入れられない悲哀 ほか)
第5章 自衛隊は「虐げられる存在」なのか?(訓練するほど騒音反対運動が起きてしまうジレンマ;制服自衛官は人目を憚って昼食を摂る ほか)
著者等紹介
小笠原理恵[オガサワラリエ]
国防ジャーナリスト。香川県高松市生まれ。関西外国語大学卒業後、広告代理店勤務を経て、Webデザイナーやフリーライターとして活動を開始。2009年、政治や時事問題を解説するブログ「キラキラ星のブログ(“月夜のぴよこ”)」を開設し注目を集める。2014年からは自衛隊の待遇問題を考える「自衛官守る会」を主宰し、毎年、多くの国会議員の協力を得て「緊急出動のある自衛官の官舎の改善に関する請願」を付託。この請願を基礎に、自衛隊が抱えるさまざまな問題を国会に上げる地道な活動を行っている。現在、Webメディア日刊SPA!にて「自衛官のできない100のこと」を連載しているほか、日刊SPA!の連載で問題提起した基地内のトイレットペーパーの「自費負担問題」は国会でも取り上げられた。日本習字財団にて書道教授・ペン字教授・墨画脩伝教授の免許を持ち、「書、ペン字、墨画」の指導を行う。雅号は「静苑」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
ごへいもち
神在月
犬養三千代
乱読家 護る会支持!