内容説明
「心の置きどころを常に積極的にするために『自分は力だ』ということを断じて忘れてはいけない…」悲しみや苦しみ、怒り、病や死に直面してなお泰然と揺らがず、幸福な心でいるためには…?明治の実践哲学者、中村天風が波乱万丈の人生を通じて悟った、感動の教えと言葉の数々を収録。人生に悩むとき、落ち込んだとき、勇気づけられ、あなたの心に「折れない心」が宿る!
著者等紹介
中村天風[ナカムラテンプウ]
1876(明治9)年、旧東京府豊島郡王子村(現北区)生まれ。日露戦争の軍事探偵として満蒙で活躍。30歳の時、肺結核を発病。人生の救い、真理を求めて欧米を遍歴。その帰路、ヨガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、病をも克服する。帰国後は実業界で活躍する傍ら、「心身統一法」を研究し、辻説法を始め、政財界など各界の有力者の支持を受ける。’68(昭和43)年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろこ
58
帯が、松岡修造氏の熱い推薦文だったので、(どんだけ暑苦しい内容なのだろうか?)と警戒しながら読み始めた。結果。確かに、強く、生命力に満ち溢れた言葉が並んでいたが、今の私には腑に落ちるものが多かった。ただ、読み手が置かれた状態や精神状態によっては、逆に心が折れてしまうのではないか?と危ぶまれる面もあった。哲学的思想に基づいた言葉ではあるが、机上の空論から紡がれたものではなく、中村天風氏が、その波乱の人生を通して得た思想からの言葉なので、説得力はあった。2019/07/19
n-shun1
1
天風師の言葉は短くて力強い。 生かされている幸運を積極の心で尽くしていく。 だけど人は弱いもの,苦しみや困難,奢りに怠け,他罰に妬み,・・・。そんな弱さに気づいたら腹の下,肛門に力を入れて身体と心の重心を安定させる。 本来無一物,命すら借り物と思えば心は折れようもない。 日々,自らの力を出し尽くして,眠っていく。次の日,目覚めたら幸運。また,幸運を味わう。眠ったまま起きなくても幸運。お返ししただけ。必ずお返しする物をどう扱うかということが生き方につながるのかも。2022/03/23
taiyou gyousi
1
いつもながら天風さんの言葉は、パワーがある。一言一言読みながら、意欲が出てくる。 積極心とは、勝ってやろうと力を入れるものではなく、何があっても落ち着いていられる心だと。人間に求められる究極の心だと思った。2020/08/15
裕由
0
「情熱に年齢は無関係」ですね。佐藤一斎の言志四録やサミュエル・ウルマンの青春に通ずる。2022/07/28
西郷どん
0
人生は活かされる人生であっちゃいけない。 活きる人生でなきゃいけない。 響きますね。2019/11/15
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