扶桑社新書<br> 医療事故に「遭わない」「負けない」「諦めない」

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扶桑社新書
医療事故に「遭わない」「負けない」「諦めない」

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594078935
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C0295

出版社内容情報

医療事件を扱う専門弁護士が、
医療事故に遭わないための「患者力」
そして、医療紛争の解決法を徹底解説

 医学博士を持つ稀有な弁護士として、一貫として医療事件に携わる石黒麻利子弁護士の初著作。患者側の思いはもちろん、医療者側の事情にも精通しており、著者にしか書けない医療事故の舞台裏が詳細に綴られている。超高齢化社会、そして多死社会を迎えるなか、病院とのつき合い方は大きなテーマだ。本書ではQ&Aも交えながら、一般の人でも理解できるよう、医療紛争の準備の進め方、そして医療裁判の戦い方についても詳しく解説されている。
 何より注目されるのは、現場の弁護士だからこそ書ける医療事故の生々しい舞台裏だ。たとえば医療裁判は患者やその家族が起こしているというイメージが強いが、実際は病院側の弁護士だ。たとえ病院が示談交渉をしようとしても、彼らは着手金が入る裁判に持ち込みたがる。その他、近年増加する美容整形でのトラブルや、賠償金の算出方法についても言及。平易な言葉で解説されており、一家に一冊、保管したい本だ。


<主な内容>
●なぜ医療裁判の勝訴率は2割以下と低いのか
●医師がカルテの改ざんや隠匿を行うこともある
●医療ミスはこうやって証明する
●医療裁判以外の紛争解決方法もある
●危ない医師、病院はすぐに見抜ける
●示談はどのようにまとめればいいのか
●急増する美容整形での医療事故
●賠償金は裁判をすると目減りする

内容説明

医学博士でもある専門弁護士が医療事故の内幕を全部書いた―「医師や看護師が少し考えれば防げた医療事故ばかり。患者側も医師にすべてお任せという姿勢ではいけない」。「患者力」を高め、医療事故を未然に防ぐ。

目次

第1章 医療専門弁護士が見た医療ミスの現場
第2章 医療事故は「患者力」で防げる
第3章 医療紛争をどう解決すればいいのか
第4章 医療ミスの種類と医師の説明義務違反
第5章 損害賠償額はどのように決まるのか
第6章 美容整形における事故への対応策
第7章 Q&Aでわかる医療事故のすべて“医療紛争準備編”
第8章 Q&Aでわかる医療事故のすべて“医療訴訟実践編”

著者等紹介

石黒麻利子[イシグロマリコ]
弁護士・医学博士。東京都出身。1992年藤田保健衛生大学大学院医学研究科博士課程修了医学博士。理化学研究所、国立精神神経センター神経研究所などで主に脳神経科学の研究に携わった後、法曹へ転身。2004年中央大学法学部法律学科卒業、2006年中央大学法科大学院修了、同年司法試験合格。東京地方裁判所民事調停委員。医療ADRあっせん仲裁人も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yam6

1
タイトルと内容があまり一致していないが、どちらかというと良書。筆者も穏やかに指摘しているが、民事裁判では真実は明らかにならない。現実の裁判では、原告弁護士による医療者への事実無根の攻撃や結果論からの無理なこじつけ、挙句は人格攻撃満載であり、医療機関が弁護士や裁判官を信用しなくなるのは、当然の結果ともいえる。治療結果がうまくいかなかったというだけで裁判を起こしていたら、勝訴率が低くなるのは当然の結果なのである。2018/09/02

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