人生の醍醐味

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594077488
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人間は、涙の中から覚り、知ることがある。
避けて通れない不幸があった時、それを無駄にしない人間になること。
それだけが叡智と呼べるものだ。

●多くの人が子供を育て、老人のめんどうを見、会社で決められた仕事を正確に勤め上げ、家では家族のためにご飯も作ったりもしただろう。それらは、人を殺すどころではなく、人を生かすための行為でもあった。
●何一つ特徴のない人というのはいない。その人に一つ、人と違った特徴があれば、その点を利用して伸ばせばいいのである。
●優しくしてほしかったら、自分が優しくする他はない。
●不愉快なことを楽しくすることも、一種の「お金のかからない娯楽」。
●不運や不幸を予測できるということは人間にとって一つの才能である。

――ベストセラー作家が、「人が生かされる」時を見つめ続けた珠玉の一冊!

【目次】
1 求められる「才覚」と「優しさ」
2「人間の基本」を鍛える
3「働ける」という幸福
4「幼児的大人」がもたらすもの
5 現実を正視する「勇気」
6「不足」があるから生きられる
7「日本に生まれた幸せ」
8 人生の善し悪しをわきまえる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

104
どちらかと言えば相性の悪い曽野綾子先生の随筆。産経新聞に連載していたらしいが、私にはどれもお初。なかには、ん?と思うものもあるが、大方はうんうんと肯きながら数日寝る前の友になった。確固たる信念など持ち合わせない私だが、御主人を看取った夜にも書いたそうだ。書くことが自分の一部なのだろう。ちょっと羨ましい。86歳、人生の先輩の言葉に耳を傾けるのも良い。『涙の中から覚り知ることがある』本当にそうですね。避けて通れない不幸など無いに越したことはないのだけれど・・2017/07/25

あきむら

7
曽野さんのエッセイは読むたびに そうよね とうなずく事ばかりです。2017/09/24

eipero25

4
やまゆり園とか、介護士突き落とし事件とか、山に息子を数分おきざり行方不明になった事件とか記憶に新しい事件への意見あり、曽野さんならこう来るんだといつもどおり感心した。 ご主人とのお別れも淡々とそして感慨深かった。 心に残った言葉は、、、誰も殺さず、自分も殺さなかったら、その人生は大成功だ。2020/08/17

ホン

3
世相を反映した事柄から身近な生活の中まで広い視野で書かれインパクトもある。しかしこのようなエッセイ、三日もすればほとんど忘れてしまう。そのうちにそれに関わることに出合った時に何かの本に書いてあったなと思いだす。それで良いと思う。2019/05/18

森のかっこう

1
曽野さんのエッセイからは、対象のことをありのままに捉え、本気で考えるからこその厳しさと暖かさが感じられます。自分の身近にはこのように厳しい事を話す人があまりいないので、一つ一つの話にハッとさせられながらも、刺激を受けとても面白く読ませてもらいました。2018/09/06

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