扶桑社新書<br> 日本一やさしい天皇の講座

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扶桑社新書
日本一やさしい天皇の講座

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594077211
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0295

出版社内容情報

◆二百年に一度の大事件。
◆天皇を知ることで「日本」が見えてくる

平成二十八年八月八日に天皇陛下のおことばによって議論がはじまった譲位問題は、国民が改めて天皇という存在について思いをいたすきっかけとなりました。そして、天皇陛下が譲位され上皇になられると、光格上皇以来二百年ぶりの大事件となります。そこで本書では三つの疑問に取り組みます。

 一、なぜ、天皇は必要なのか
 二、なぜ、皇室は一度も途切れることなく続いてきたのか
 三、そもそも天皇とは、そして皇室とはなんなのか

……どれだけの人がきちんと答えられるでしょうか。世界最長不倒の歴史を誇る皇室を知ることで、「日本」が見えてきます。百二十五代続く長い歴史のなかで、天皇はいかにして権力を手放し立憲君主になったのか。そして今回、論点となった譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について、すべて「先例」に基づいて答えることで、日本人として当然知っておくべき知見を述べました。日本一やさしい天皇の講座のはじまりです。


内容説明

二百年に一度の大事件。日本人として何を知るべきか?譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について“先例”に基づいてすべて答える!

目次

第1章 天皇と先例(「皇室」―世界最長不倒の国は先例を貴ぶ;「古事記」―神話と伝説と歴史を記す ほか)
第2章 天皇と武家(「源頼朝」―武家が皇室を乗っ取らなかった理由;「後鳥羽上皇」―「主上御謀叛」の原理 ほか)
第3章 天皇と近現代史(「一世一元の制」―神武創業の精神で「新儀」を行う;「皇室典範」―譲位を否定した伊藤博文の苦悩 ほか)
第4章 譲位を論じる(保守系言論人の現状;「譲位」と「退位」はどこが違うのか ほか)

著者等紹介

倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

47
天皇や皇室とは何なのか、天皇はなぜ必要なのかがわかる本。「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議で「有識者」の意見を見ているうちに再読の必要があると思ったので、読んでみた。この本に書かれているような常識を知らない主張を耳にすることがあることが再認識できた。「女系天皇」と声高に主張する前に是非読んでほしいと思う。2021/06/10

ゆきこ

29
古代から現代までの天皇の歴史を振り返り、天皇とは何かを考える一冊。「日本一やさしい」かどうかは微妙ですが、皇室に関する議論をするために必要不可欠な基礎を学ぶことができました。最後の「国体は護持されたぞ」の一文に至る流れは、読んでいて涙しそうになりました。ご譲位目前のこのタイミングに、読んでおいて良かったです。2019/03/12

出世八五郎

25
天皇の存在意義について知りたく複数の本を読んだが、どれも納得のある解答を得ることはなかった。私的には日本の伝統であり国作りに連なる重厚な家系♪である。それだけで十分、皇室を支持する。今上帝の平成玉音放送で本書出版は早まったようだが、多くの日本国民が本書を手にするのを期待する。それは今まで私が手に取った天皇関係のどの本よりお手軽で理解し易いから。歴代天皇の歴史を語るだけでなく、システム変遷についても語ってる。元皇族?旧皇族の皇籍復籍は緊急に急ぐ課題。出来るならば戦前のような立憲君主制に近い体制復活を望む。2017/07/17

軍縮地球市民shinshin

19
なかなか面白かった。天皇家は世界で一番長く続いている家系。それゆえ「新儀」を嫌い、なにごとも「先例重視」になってしまうのは仕方がないというか、そうなるのは必然だ。本書は倉山氏がかなり丁寧に天皇について解説している。太上天皇と上皇は違うなど、知らない知識もあった。しかし倉山節の天皇論にしては、200頁弱と若干薄い。あらためて600頁くらいの単著を出されることを期待する。2017/06/20

phmchb

12
天皇とは何か?なぜ必要なのか?そして去年の生前退位に関する議論に関して論ず一冊。(読書録累計888冊目)2017/08/08

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