出版社内容情報
◆二百年に一度の大事件。
◆天皇を知ることで「日本」が見えてくる
平成二十八年八月八日に天皇陛下のおことばによって議論がはじまった譲位問題は、国民が改めて天皇という存在について思いをいたすきっかけとなりました。そして、天皇陛下が譲位され上皇になられると、光格上皇以来二百年ぶりの大事件となります。そこで本書では三つの疑問に取り組みます。
一、なぜ、天皇は必要なのか
二、なぜ、皇室は一度も途切れることなく続いてきたのか
三、そもそも天皇とは、そして皇室とはなんなのか
……どれだけの人がきちんと答えられるでしょうか。世界最長不倒の歴史を誇る皇室を知ることで、「日本」が見えてきます。百二十五代続く長い歴史のなかで、天皇はいかにして権力を手放し立憲君主になったのか。そして今回、論点となった譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について、すべて「先例」に基づいて答えることで、日本人として当然知っておくべき知見を述べました。日本一やさしい天皇の講座のはじまりです。
内容説明
二百年に一度の大事件。日本人として何を知るべきか?譲位、女系、女帝、旧皇族の皇籍復帰の是非について“先例”に基づいてすべて答える!
目次
第1章 天皇と先例(「皇室」―世界最長不倒の国は先例を貴ぶ;「古事記」―神話と伝説と歴史を記す ほか)
第2章 天皇と武家(「源頼朝」―武家が皇室を乗っ取らなかった理由;「後鳥羽上皇」―「主上御謀叛」の原理 ほか)
第3章 天皇と近現代史(「一世一元の制」―神武創業の精神で「新儀」を行う;「皇室典範」―譲位を否定した伊藤博文の苦悩 ほか)
第4章 譲位を論じる(保守系言論人の現状;「譲位」と「退位」はどこが違うのか ほか)
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、2015年まで同大学で日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。同年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年には「チャンネルくらら」を開局し、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交について積極的に言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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