扶桑社新書<br> 邪馬台国は熊本にあった!―「魏志倭人伝」後世改ざん説で見える邪馬台国

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邪馬台国は熊本にあった!―「魏志倭人伝」後世改ざん説で見える邪馬台国

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  • サイズ 新書判/ページ数 309p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594075439
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

いつまでも邪馬台国の場所が特定されないのは?羅針盤?に問題があるからでは?
繊細にして大胆な「『魏志倭人伝』後世改ざん説」で羅針盤を修正し、
道程を筋道立てて検証していくと、邪馬台国は………

いつまでたっても邪馬台国の位置が定まらないのは、「魏志倭人伝」の行程記述の後半が極めて曖昧だからだ。魏志倭人伝を丁寧に読み解き、この曖昧な記述の原因を追究していくと、ある興味深い仮説が浮上してくる……それが「後世改ざん説」である。

「『魏志倭人伝』後世改ざん説」という仮説の根拠と読み解き方の詳細は本文に譲るとして、改ざんを復元し、魏志倭人伝に記された「道里(道程)」を、一つひとつ踏みしめるように辿っていくと、邪馬台国があったのは……現在の熊本平野という結論に至る。

熊本に至るまでの緻密且つ大胆な検証は読む者の知的好奇心を大いに刺激し、五里霧中だった邪馬台国への道が驚くほどきれいに晴れてくる。

そして、最終章で立証される「畿内説」が成り立たない決定的な理由は、現代の畿内説過熱報道にも一石を投じるはずである。
さぁ、古代史最大のミステリーへようこそ。



第一章 「魏志倭人伝」後世改ざん説
第二章 帯方郡から九州上陸までの道のり
第三章 梯儁の報告書と伊都国
第四章 奴国と不彌国
第五章 陳寿の記した道里と邪馬台国の位置
第六章 旁国 狗奴国 その他の国々


伊藤 雅文[イトウマサフミ]
伊藤 雅文(いとう・まさふみ)昭和34(1959)年、兵庫県揖保郡(現たつの市)生まれ。広島大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。歴史研究家。全国邪馬台国連絡協議会 事務局員。全国歴史研究会 本部会員。平成26年8月、「陳寿の記した道里? 邪馬台国への方程式を解く?」(ブックウェイより電子書籍&オンデマンド本)を出版。平成27年8月、全国邪馬台国連絡協議会の会員発表会で「魏志倭人伝の『道里』に関する新考察」を発表。歴史研究第634号(2015年9月号)に「魏志倭人伝の『道里』に思う」掲載。平成27年11月、季刊邪馬台国の論文募集に応募し「伊都国記述に関する新解釈」で、敢闘賞を受賞。

内容説明

古代史最大のミステリーへようこそ。1716年、新井白石の『古史通或問』に始まった邪馬台国論争300年目の新説登場!

目次

第1章 「魏志倭人伝」後世改ざん説
第2章 帯方郡から九州上陸までの道のり
第3章 梯儁の報告書と伊都国
第4章 奴国と不彌国
第5章 陳寿の記した道里と邪馬台国の位置
第6章 旁国 狗奴国 その他の国々

著者等紹介

伊藤雅文[イトウマサフミ]
昭和34(1959)年、兵庫県揖保郡(現たつの市)生まれ。広島大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。歴史研究家。全国邪馬台国連絡協議会事務局員。邪馬台国の会会員。全国歴史研究会本部会員。平成27年11月、季刊邪馬台国の論文募集に応募し「伊都国記述に関する新解釈」で、敢闘賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

12
過去、何冊も邪馬台国の所在は何処だといった類の本を読んできた。多くは、何が何でも畿内説に持っていこうとする、そのためには恣意的な解釈も厭わない論考だった。そんな中、でも、本書が一番、説得力があると感じた。最後に書いてあった、バイキングの話も面白かった。 2017/01/02

hyena_no_papa

3
全体に抑制の効いた文章は、読んでいて安心感がある。サブタイトルに「「魏志倭人伝」後世改ざん説で見える邪馬台国」とあるように、ある仮定を設けて諸事実を説明しようとするスタンスは、一見冒険的で独善的と受け取られる恐れもあろうが、決して無謀な手法とも言えない。「大陸移動説」などはその好例と言えよう。邪馬台国を熊本に比定し、21国を九州中北部一円に求めるスタイルは数十年前の手法の復刻版とも。『三国志』の古写本や裴秀の地図なども視野に入れており、肩書のみで書かれた一部の同類の書よりは好感が持てる。「二日市水道」は?2019/08/15

qsan

2
タイトルの通りに邪馬台国は熊本にあったという見解を論じているものです。なかなか説得力のある話で、熊本説を信じてしまいそうです。九州で新しい発掘でもあることを期待します。歴史って面白いですね。2017/06/02

uso800

1
「そーかもね」と思えます。卑弥呼の墓が出てこないかなぁ、もう見えてるのに気づいてないだけかもね2021/04/01

mutu-bird

1
トンデモ本のたぐいか、と思いながら読み始めたものの、想像以上にきちんと文献にあたって地図の考察もしてたので・・・熊本にあったのかなぁ、と少し信じてしまった。考古学的に発見でもないかぎり正解がわからないのが惜しい。2017/05/07

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