資本主義の限界

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資本主義の限界

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  • サイズ B6判/ページ数 168p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594075316
  • NDC分類 331
  • Cコード C0095

出版社内容情報

■日本経済が延々と低迷を続ける理由は
■「たった1本の経済線」で解き明かせる!専門領域を軽々と飛び越えて活躍する気鋭の学者が発見した経済学の新しい視座とは、たった「一本の線」だったーー。
日本人の生活が豊かにならない理由を、アダム・スミスとケインズの対立を、マルクスや共産主義が再評価される背景を、そして資本主義が戦争や天災以外の方法で成長の限界を乗り越える方法を、たった一本の「正と反の経済線」によって解明します。
30年の研究成果の集大成たる一冊、「経済なんて他人事」と思っている人にこそ必要な「日本の現在地」を指し示します。

現在、異次元とも称される金融緩和が生んだ“反のバブル”は、マイナス金利という異例の金融政策によってさらにふくらもうとしています。
しかし、バブルは必ず弾けます。政府や日銀の思惑とはまったく違ったかたちで、日本経済をどん底に叩き落とすであろう「反のバブル崩壊」が訪れようとしているのです。ただし皮肉なことに、その猛烈な痛みによってはじめて日本経済は「正の経済」へと復帰することができるのです。これらを論理的に導き出したのが「正と反の経済線」です。

「反のバブル崩壊」はいつ起きるのか? 我々はただ手をこまねいているしかないのか? 人類が初めて経験する「反のバブル」の崩壊後、日本経済は新しい発展ステージへと突入します。本書では「一本の線」を用いて日本経済の未来について、そして、「資本主義の限界」について検証していきます。



■[本書の内容]
Chapter1 経済学の限界
Chapter2 「正の経済」と「反の経済」
Chapter3 「反の経済」と二極化
Chapter4 アメリカの限界
Chapter5 資本主義の限界
Chapter6 よみがえり政策の限界
Chapter7 アベノミクスの限界とその後


木下 栄蔵[キノシタエイゾウ]
木下栄蔵(きのした えいぞう)1949年、京都府生まれ。1975年、京都大学大学院工学研究科修了。現在、名城大学都市情報学部教授、工学博士。この間、交通計画、都市計画、意思決定論、サービスサイエンス、マクロ経済学などに関する研究に従事。特に意思決定論において、支配型AHP(Dominant AHP)、一斉法(CCM)を提唱、さらにマクロ経済学における新しい理論(Paradigm)を提唱している。著書多数

内容説明

歴史上かつてない経済局面である反のバブルとは何か?たった一本の線ですべてわかる!「反のバブル崩壊」が日本を救う。

目次

1 経済学の限界
2 「正の経済」と「反の経済」
3 「反の経済」と二極化
4 アメリカの限界
5 資本主義の限界
6 よみがえり政策の限界
7 アベノミクスの限界とその後

著者等紹介

木下栄蔵[キノシタエイゾウ]
1949年、京都府生まれ。1975年、京都大学大学院工学研究科修了。現在、名城大学都市情報学部教授、工学博士。交通計画、都市計画、意思決定論、サービスサイエンス、マクロ経済学などに関する研究に従事。とくに意思決定論において、支配型AHP(Dominant AHP)、一斉法(CCM)を提唱、さらにマクロ経済学における新しい理論(Paradigm)を提唱している。1996年日本オペレーションズリサーチ学会事例研究奨励賞受賞、2001年第6回AHP国際シンポジウムでBest Paper Award受賞、2005年第8回AHP国際シンポジウムにおいてKeynote SpeechAward受賞、2008年日本オペレーションズリサーチ学会第33回普及賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hoido

1
斜め読みだが主旨は理解できる、と言うか(素人目では)その通りだと思う。しかし「現状打破には戦争や大災害(あとは共産主義化やピラミッド造成)しかない」というのは、寅さんではないが、それを言っちゃおしまいだろ。世界の独裁主義者の中にシンゾー君が列挙されていないのにも何らかのバイアスが掛かっているのかな。そして黒田節を批判しながら、最後には「反の経済」のバブル崩壊に導く導火線と半ば諦め気味に主張している点も…2017/01/11

Mikatas

1
著者はORの専門家。「正の経済」「負の経済」に分けて経済状態を考えることを提唱している。やっぱり1回爆発しないと、日本経済は立ち直れないんですかねぇ…2016/09/09

KAN

1
バブル崩壊、リーマンショックに始まり、資本主義の限界を訴える書籍が数多く出版され、関心をもって読んできた。時代に翻弄されることなく、自分の生き方を確立したい自分の本性があるからだろう。「正」と「反」の経済という観点は新鮮で、まだ十分理解できていないが、面白く読めた。経済は生き物であり、バブルは常に崩壊する。皆が幸福を求めながらも恐慌を引き起こし、悲惨な歴史を刻む。資本主義というシステムを分析はできても、逃れることができない現実をどうしていくのか。 結論はない。今生きてることの現実を真摯に受けとめていく。2016/09/04

渡邊拓視

0
資本主義の限界と言うタイトルなら、マルクスを用いて論理的に説明すればいいのに  マルクスを不況になったらマルクス主義が流行るとしか見ておらず非常につまらない本2016/11/09

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