黙って寝てはいられない

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黙って寝てはいられない

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594075217
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本は「原発即時ゼロ」で発展する!
「原発は、安全で、安くて、クリーン」。すべてがウソだった
原発を推進は「不明の至り」。総理時代の過ちを正したい
「トモダチ作戦」で被曝した米軍兵士を救済する基金を
自然エネルギーだけで日本はやっていける


福島原発事故以来、「原発即時ゼロ」を訴えて全国行脚中の小泉純一郎元首相。本書は、講演会や記者会見、インタビュー等、小泉氏の“ナマの声”をまとめて再構成。さらに、小泉氏とともに「原発ゼロ」の活動を行っている城南信用金庫相談役の吉原毅氏が解説を加えた。



第1章 「原発ゼロ」はすぐにできる
城南信用金庫との出会い/「原発ゼロで日本は発展できる」という自信が深まった/将来ゼロにするのだったら、今ゼロにしたほうがいい/「原発ゼロ」はすでに実現している/民進党がなぜ原発を大きな争点にしないのか理解できない/歴代総理との会食で「原発ゼロ」を提言/原発分は自然エネルギーで十分まかなえる

2章 原発は、安全でも、クリーンでも、安くもない
原発ほどお金のかかるものはない/「文殊の智慧」は出てこなかった/1兆円の税金をつぎ込みながら、20年以上動いていない「もんじゅ」/ゴミの捨て場がないのはおかしい/フィンランドの核廃棄物処分場を視察/核のゴミの処分場を見て「日本では原発は無理だ」と確信/専門家は「チェルノブイリとは違う」と言っていた/危険と天秤にかけられる「便益」/原発がCO2を出さないのは、発電の時だけ/平時でも生態系を壊し、海を汚染する/原発のウソを知って

3章 無謀な再稼働と、災害やテロの危険性
「できるだけ少なく」と「20、22%を維持する」はまったく逆/「安全第一」から「収益第一」へ/「世界一厳しい基準」から「世界最高水準に近い」と言い換え/川内原発再稼働は“ふるさと"の問題/30km圏内、函館市の住民を無視した大間原発建設/日本のテロ対策は大甘すぎる

4章 かつて原発を推進してきた自身のこと
総理時代の過ちを正したい/ウソと分かって、黙って寝ているわけにはいかない/老人も大志を抱いていい/尾崎行雄の言葉に勇気づけられる/二男の進次郎に期待/ピンチをチャンスに変える時代がやって来た

5章 日本は自然エネルギーで必ず世界のトップになれる
各地で始まる自然エネルギーの動き/ドイツの「原発ゼロ」宣言/自然エネルギーはどんどん安くなって普及する/石油依存度を下げた陰には原発があった/自然エネルギーだけで日本はやっていける/日本は変化に強く、環境への対応力が高い/“生命線"と言われた満州国を失っても日本は発展した/会津(福島県)は自然エネルギーで必ず復活できる/原発ゼロは「やればできる」事業/地域でエネルギーを生んで、地域で使っていこう

6章 「トモダチ作戦」で被曝した兵士たちとの面会
「小泉純一郎元首相 涙の電撃訪米! 」(『週刊SPA!』5月31日号掲載記事より)
【コラム】小泉元首相も驚いた、空母内の動画や画像とは!?
サンディエゴから帰国直後の講演にて/もしこれが本当だったら、日本人として黙っているのは無責任じゃないか/除隊した兵士たちの多くは、高い医療費を払えない/兵士の言葉を思い出して、会見でつい涙が出てしまった/被曝した兵士たちを救済する基金を作りたい/外部被曝・内部被曝の両方を受けていた!?

7章 「原発ゼロ」で、安心して経済成長できる社会を(解説:吉原毅)
加藤寛先生との繋がりで小泉元首相が二代目名誉所長に/「原発ゼロ」は、日本国を思う人たちの結論/「電力会社の倒産=電気が来なくなる」ではない/日本には“銀行屋"はいても“銀行家"はいない/大局観を持つ若者世代や中小企業にお金がまわっていくことが重要


小泉 純一郎[コイズミジュンイチロウ]
1942年生まれ。厚生大臣、郵政大臣などを歴任、2001年に内閣総理大臣に就任。2009年の衆院選で二男の小泉進次郎氏を後継指名し政界を引退した。現在はシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長を務め、2011年の福島原発事故以降は「原発ゼロの実現」を掲げて全国で講演活動を行っている。

吉原 毅[ヨシワラツヨシ]
1955年生まれ。城南信用金庫相談役。同信用金庫理事長時代の2011年4月、「原発に頼らない安心できる社会へ」を発表。2012年11月に城南総合研究所を創立。同研究所の2代目名誉所長に小泉純一郎氏を迎え、ともに全国で講演活動を行っている。

内容説明

原発ゼロで日本は発展する!「安全、安い、クリーン、すべてがウソだった」「総理時代の過ちを正したい」「過去は変えられないが、未来は変えられる」「老人だって大志を抱いていい」「原発ゼロ社会」は必ず実現できる。

目次

第1章 「原発ゼロ」はすぐにできる
第2章 原発は、安全でも、クリーンでも、安くもない
第3章 無謀な再稼働と、災害やテロの危険性
第4章 かつて原発を推進してきた自身のこと
第5章 日本は自然エネルギーで必ず世界のトップになれる
第6章 「トモダチ作戦」で被曝した兵士たちとの面会
第7章 「原発ゼロ」で、安心して経済成長できる社会を

著者等紹介

小泉純一郎[コイズミジュンイチロウ]
1942年生まれ。厚生大臣、郵政大臣などを歴任、2001年に首相に就任。2009年の衆院選で二男の小泉進次郎氏を後継指名し政界を引退した。現在はシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長を務め、2011年の福島原発事故以降は「原発ゼロの実現」を掲げて全国で講演活動を行っている

吉原毅[ヨシワラツヨシ]
1955年生まれ。城南信用金庫相談役。同信用金庫理事長時代の2011年4月、「原発に頼らない安心できる社会へ」を発表。2012年11月に城南総合研究所を創立。同研究所の2代目名誉所長に小泉純一郎氏を迎え、ともに全国で講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかは

45
要は原発ゼロにしよう、というのがメイン。ご自分が総理時代に推進したのはいけないことだった、とも書かれています。わたしがこの本を読んだのはトモダチ作戦に参加したアメリカ軍の方々のその後が知りたかったから。恥ずかしいことに、そこまで気が回らなかった。被爆され、仕事もできなくなり、苦しんでるかたたちがたくさんいると知りました。中にはなくなられたかたも。もっと視野を広く持たなければ。2017/07/29

Humbaba

8
専門家の言うことが必ずしも正しいわけではない。時間が限られた状況下においては相手の言葉の裏を完全に取ろうと思っても実現は難しい。その言葉を信じて間違った道に進んでしまったのは事実である。しかし、そうして間違えてしまったからこそ、気づいた後にはそれを改めるために行動する必要がある。2016/09/29

まちゃ

4
原発の問題、難しいですね。やめるとしても処分が一筋縄ではいかず…小泉さんが原発反対を訴えてるニュースはチラッと観た事がありますが、やはり過去の人の扱いです。それでも寝てはいられないと行動されてる姿は首相の時より尊敬できますね。2016/11/29

ペカソ・チャルマンチャイ

4
子どもが読んでもわかる本である。自分や自分の世代のことしか考えていない大人には、もう期待できない。今度は小泉さんに、子ども向けの本を出版してもらいたい。この本に対する反論を、自民党の国会議員は言えるのか?またウソを並べつらべるのか?あるいは、本音である「この国の将来よりも、保身が大事なんだよ」と言っちゃうのか?そうなってくると、こりゃもう「こっちのクソと、そっちのクソのどっちがより汚いか」みたいな話だな。2016/08/31

空海

3
改めて小泉純一郎の考え方に賛同。政治も政治家も電力会社トップもみんな自己保身ばかり考えているなかで立派である。そういった意味で鹿児島県知事は立派である。一方福井県知事は恥ずかしい。早く退陣すべきだし県民もバカが多い。2016/07/31

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