扶桑社新書<br> 韓流経営LINE

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扶桑社新書
韓流経営LINE

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594075149
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

この会社、「ウルトラC」で上場しやがった!(東証幹部)

愛らしいスタンプで国民的メッセージアプリに成長したLINEが、2016年7月に予定している東京証券取引所への上場によって、いよいよ日本経済の表舞台に立つ。しかも、その経営の最大のキーマンの存在を徹底して伏せたままに、だ。

日本、台湾、タイ、インドネシアで高いシェアを誇り、世界全体で2億1860万人の月間ユーザーを抱える“純和製アプリ”には、多くの人に知られている「表の物語」と、まだ世の中には知られていない「もう一つの物語」が、光と影のように存在していた。兼ねてからLINEという企業についてミステリアスなものを感じていたNewsPicks取材班が、その物語を紐解く。

そこには、創業間もない頃から日本市場に挑戦していた韓国最大のIT企業ネイバーが、かつて堀江貴文が率いたライブドアを吸収し、世界的IT産業のダイナミズムの中で闘う姿があった。 


プロローグ 上場前夜、韓国人トップが語った言葉… …………………5
全社集会でマイクを握った男/「公式歴史」に書かれなかったこと/3つの疑問とその謎解き

第1章 LINEを司る謎に満ちた男… ……………………………………19
LINE記念イベントの舞台裏/ゲームが築いた日本市場への足がかり/グーグルとネイバーの買収合戦/日本再挑戦を任された“LINEの父”/苦心の末に生まれたLINE/嫌韓ムードとマーケティング戦略/直撃取材で見えた経営の実像/第2のシン・ジュンホを生み出せ!

第2章 海の向こうにあるもう一つの本社… ………………………………67
渋谷ヒカリエから世界へ/LINEを名乗るもう一つの会社/海外事業を司る“頭脳”/タイで行われた“不可思議”な記者懇/「+(プラス)」に込められた意味/日本でも跋扈する「プラス枠」/ビッグデータに触れない日本人/欧米で負け、アジアで勝つ/王者ワッツアップの牙城/プラスが開発した新兵器「B612」
コラム●LINE公式キャラを発明した韓流作家………………………………108

第3章 開発秘話の「真」と「偽」…………………………………………………117
東日本大震災が突きつけた現実/勃発した日本市場の取り合い/LINEとカカオ、20年の因縁/手を組んだ韓国ベンチャーの新星たち/日本で初めて成功した韓国企業/次なるベンチマークの正体

第4章 LINEに流れるライブドアの遺伝子………………………………149
ライブドア事件と“都市伝説”/古参幹部ら300人が活躍/「空白の5年間」が意味するもの/同じ社員でも、呼び名は「LDさん」/株式会社「ライブドア」が消えた日/ライブドアが教えたLINEの“稼ぎ方”/逆境で育った広告営業スピリット/「ネイバーまとめ」が金に化けた/「LINE砲」の衝撃とタイムライン
インタビュー●ホリエモン、LINEを語る… ……………………………………182

第5章 上場をめぐる、東証の本音………………………………………………201
上場足踏み2年間の真相/韓国の支配権を失わないスキーム/3度目の正直なるか?/韓国関連会社が“勝手に”運営/もっとユーザーデータを消去しろ!/東証が抱える上場のトラウマ/悲願の上場についた値段/支配力維持の「ウルトラC」/明るみに出た「本当の序列」

エピローグ なぜLINEは日本から生まれなかったのか? ……………241
LINEのアイコンはなぜ緑色なのか/日本のIT産業の「鏡」としてのLINE/日本企業の衰退と、LINEの登場
あとがき ………………………………………………………………………………252
年表 ……………………………………………………………………………………256
参考文献 … …………………………………………………………………………


NewsPicks取材班[ニュースピックスシュザイハン]
NewsPicks取材班経済情報に特化したニュース共有サービス「NewsPicks」は、ニュースに対する専門家や業界人らのコメントを読むことができる。2016年4月に企業や産業に焦点を当てたオリジナルコンテンツを制作する調査報道チームを新設。後藤直義、池田光史、森川潤の3人が立ち上げメンバーとなり、独自のテーマで取材執筆活動を展開している。

内容説明

韓国大手ネイバーが生んだ“純和製アプリ”の真実。

目次

プロローグ 上場前夜、韓国人トップが語った言葉
第1章 LINEを司る謎に満ちた男
第2章 海の向こうにあるもう一つの本社
第3章 開発秘話の「真」と「偽」
第4章 LINEに流れるライブドアの遺伝子
第5章 上場をめぐる、東証の本音
エピローグ なぜLINEは日本から生まれなかったのか?

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuichi Tomita

4
本当の社長は誰か?NAVERとの関係は?livedoorとの関係は?LINEは日本で生まれたといえるか? なぜ日米同時に上場したのか? この辺に関するヒントが得られます。2020/05/21

4
外部性に負けてFacebookから登録した。世界全体で2.186億人の月間ユーザーを抱え、日本、台湾、タイ、インドネシアではメッセージアプリとして高い市場シェアを誇っている。韓国人の友達はカカオトークを使用しており、LINEは人気がないと言っていた。ネイバー創業者のイ・ヘジンは表舞台に出るのを嫌っているとのこと。プラスが開発したB612というコンテンツは知らない。堀江貴文さんがLINEについて語っているが、雰囲気がある人には金を出すとのこと。ユーザーのデータを減らすことも課題としている。2016/07/19

Yuichi Tomita

3
4年近く前の本で、大分内容は古くなってしまっているが、当時とLINEの経営陣はあまり変わっていない。つまりは、会社の考え方もあまり変わっていないと思われ、だいぶ参考になった。 NAVERの影響力が今回のヤフーとの再編でどれくらい薄まるのか。これからが楽しみだ。2020/05/07

スプリント

3
LINEの複雑な沿革と組織構造が理解できました。 でも本書で一番興味を惹かれたのはホリエモンのインタビューでした。2016/09/17

てっちゃん

3
LINEという会社に付きまとう不透明な部分に切り込んだ力作。IT業界の栄枯盛衰、グローバル企業への生き残りなど、読みどころ満載だ。2016/09/07

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