出版社内容情報
幻の傑作ノワール、登場
ローレンス・ブロック絶賛!
哀しみ色の街で
破滅へとひた走る愛――。
「直球ど真ん中のノワールと見せかけて、
実は読者の手元で変化する曲球」――若島正
「チャールズ・ウィルフォードより優れた
クライム・ノヴェルなんて誰にも書けない」
――エルモア・レナード
「ディヴィッド・グーディスのロマンティシズム、
ホレス・マッコイの手になる疎外された除け者たちの肖像、
チャールズ・ジャクソンが「失われた週末」で描きだした
酒浸りの人生。本書はその鮮やかな融合だ」
――ウディ・ハウト (『Pulp Culture』『Neon Noir』著者)
サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの
美しい女がカフェに入ってきた。コーヒー
を飲んだあと、自分は文無しのうえハンド
バッグをどこかでなくしたという。店で働
くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女
を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。
翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会
したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレン
と夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だ
ったが、彼らの胸中に常につきまとってい
たのは、死への抗いがたい誘いだった。巨
匠初期の傑作遂に登場!〈解説・杉江松恋〉
チャールズ ウィルフォード[チャールズウィルフォード]
Charles Willefordチャールズ・ウィルフォード1919年アーカンソー州生まれ。幼くして孤児となり、流浪の青年時代を送ったのち、年齢を偽って陸軍に入り、めざましい戦果をあげる。53年に長編デビュー。長く不遇だったが、80年代に再評価され、カルト的な人気を得た。88年に死去。邦訳作品に『マイアミ・ブルース』(創元推理文庫)『マイアミ・ポリス』『マイアミ・ポリス 危ない部長刑事』『マイアミ・ポリス 部長刑事奮闘す』『危険なやつら』『炎に消えた名画(アート)』(以上、扶桑社ミステリー)など。
内容説明
サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。コーヒーを飲んだあと、自分は文無しのうえハンドバッグをどこかでなくしたという。店で働くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレンと夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だったが、彼らの胸中に常につきまとっていたのは、死への抗いがたい誘いだった。巨匠初期の傑作、遂に登場!
著者等紹介
ウィルフォード,チャールズ[ウィルフォード,チャールズ] [Willeford,Charles]
1919年アーカンソー州生まれ。幼くして孤児となり、流浪の青年時代を送ったのち、年齢を偽って陸軍に入り、めざましい戦果をあげる。53年に長編デビュー。長く不遇だったが、80年代に再評価され、カルト的な人気を得た。88年に死去
浜野アキオ[ハマノアキオ]
1961年、宮城県生まれ。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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