内容説明
アドリアに強く惹かれながらも、リアズは“伴侶”である女性への裏切りに等しい自分の衝動を容易には認めることができなかった。それでも互いに求め合う二人は、まず親密な“肌でふれあう特権”を共有する関係を築こうとする。そんな折、不安定さを増す“サイネット”で暗躍する“純粋なるサイ”たちが恐るべき事態を引き起こす。危機を前にして狼たちの下す決断とは?リアズとアドリアの物語と並行して、“伴侶”となったホークとシェンナの愛情あふれる日々をも活写。巻末には特別短編を収録!
著者等紹介
シン,ナリーニ[シン,ナリーニ] [Singh,Nalini]
フィジー生まれ。ニュージーランドで育ち、日本で3年間すごす。2003年にデビュー。パラノーマル・ロマンス「サイ=チェンジリング」シリーズでベストセラー作家となり、数々の賞に輝く
藤井喜美枝[フジイキミエ]
筑波大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harutamano
9
ホークが幸せににひたりながらも押したり引いたり。クッキー作りでほんわか。ライリーはもうゆるゆるですな人事ー!心を決めたリアズは上手くいってほしいけど、アドリアに伴侶が現れたらどーなるん…そこは2人で乗り越えるん…ガンバ。サイとチェンジリングが手を組むとは一時のこととは言え予想外の展開。先も楽しみー。2020/04/26
すけきよ
8
【承前】前作が一区切りだったので、今回は、サイ内部の派閥争いにテロ、ヒューマンもサイに対して反撃の狼煙をあげ、新しいチェンジリングの集団も登場、世界の命運を握る(のか?)アリスは目覚めるのか!? とイベント目白押し。特に、今まで存在は言及されてきた海のチェンジリング集団〈ブラックシー〉がついに登場。この手の話で、海中生物って意外に珍しいんじゃないかなぁ。謎多き女性アルファ、群れの構成要素、彼らの思惑が今後の大きな流れに関わってくるのかな? 空のチェンジリング〈ウインドヘイブン〉もちゃんと出てきてほしいね。2016/03/17
たん
4
★★★☆☆ メインのカップルの話はまあまあという感じで、取り立てて言うほどのこともないが、"伴侶の絆"ってさんざん言ってたのにそんな扱いでいいの?とは思った。ストーリー展開も今回は冗長な感じだったかな?でも、新しいチェンジリンググループが出てきたり、今後の展開に期待。2017/01/03
ユキタ
4
チェンジリングの「伴侶のきずな」がカップル成立の魔法のアイテムではないってところが気に入った。シリーズも11作目ともなると、かつて主役だった人たちの中には記憶が薄れてしまってる人もいて、そんなキャラの1人だったフェイスが再登場してくれたのも嬉しい。やっぱり一方がサイのカップルが好きだな。サイ同士のカップルとかも読みたい。2016/03/01
める
4
ホークとシェンナが出張りすぎて、主役が押されていた感じ。いいんだけどね、でも作者さんはもっと削除シーンを増やしても良いと思った(どうせ巻末に載るのだろうし)。個人的には、伴侶のシステムは絶対であって欲しいんだけどなーとモヤモヤ。夢があるから。ホークたちをも否定してしまうようで申し訳ないけども。今巻で、私の中でヴァシック熱が急速に高まった。アローに惹かれる傾向があるらしい。生きのびて、ヒーロー役になってほしい。ケレイブさんも、なんかずっと探してたらしい女性を見つけちゃったし…、もしや次巻の主役って彼ですか?2016/02/10
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