扶桑社新書<br> 日本国家の神髄―禁書『国体の本義』を読み解く

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扶桑社新書
日本国家の神髄―禁書『国体の本義』を読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 358p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594071837
  • NDC分類 155
  • Cコード C0295

内容説明

そもそも祖国日本とはどのような国なのか?『国体の本義』が解れば外交姿勢も自ずと定まる!中韓とギクシャクしている今こそ必読の書!

目次

序章 忘れられたテキスト
第1章 日本がつくる世界史
第2章 永遠の今
第3章 高天原の斎庭の稲穂
第4章 「海行かば」と超越性
第5章 まこと
第6章 神の国である日本
第7章 敷島の大和心
第8章 没我帰一
第9章 国民文化
第10章 君民共治
終章 普遍主義の幻想から国体の再発見へ

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家。昭和35(1960)年、東京都生まれ。昭和60年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。平成7(1995)年まで在英国日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として活躍したが、平成14年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。平成21年6月、最高裁により上告棄却、有罪が確定し、外務省の職を失う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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双海(ふたみ)

23
『国体の本義』・・・以前読んだときはさらっと流してしまったのですが、本書で佐藤氏とともに精読していくと優れた思想書であることがわかってきました。少なくとも、「誤解」はなくなりました。2015/05/20

非日常口

22
プロテスタントの著者が資本論を背景とした高天原の生産という右翼思想を語る。矛盾するようだが、ユダヤ・キリスト教の生成変化する神とその創造が、日本の動的で異質の文化を包摂する和=ムス-ビによる生産の思想と自然と人が起源を共にする点で親和的だという。日本の家-モナドロジーという共同体それぞれの習慣に思想は潜む。見えない憲法こそ国体であり、成文化した大化の改新の意義、天皇と憲法の関係はどういうものか。アトム型契約関係=新自由主義が小さな差異に食い込む現在、日本の大きな物語を確認できる。右翼関係なく読むと良い。2015/04/06

kochi

14
天皇機関説に反対する国体明徴化運動を受けて、大日本帝国の国体を明らかにすることを目的として当時の文部省により編纂された文書「国体の本義」の全文を収録し、解説を加えた、佐藤優の右翼的立場が全開の著書。冒頭、立花隆との対談の一部を紹介しているのだが、どう見てもチグハグとしか思えない二人のやりとり(立花は否定的な意味で言っているに違い無いのだが)を、ただ、「国体の本義」に触れているということだけで引用して、チャツカリ自著の宣伝するところがいかにも、という感じ。2015/03/21

日の光と暁の藍

8
再読。二回目で理解が増した。今回一番心に残ったのはこの文章。「没我の精神とは、単なる自己否定ではない。私欲を捨てて、全体の中に加わるときに、個人も最大の自由を獲得するということである」(P243)。日本の国体における個人は、西洋のものと異なる。日本の国体における個人はそもそもが全体の中の個人であるということ。それはすなわち、まず公が先に来て私が後に来るということ。わが国体の人間観は、西洋の個人本位の世界観とは異なる。日本人という全体の世界観から物事を考えれば、個人本位の世界観がいかに狭いものかよく分かる。2021/01/01

かいりゅ

8
戦後禁書となった国体の本義の解説本。原文に関しては難解だったが、それでも日本の成り立ちについて、よく理解できた。日本人とは、天皇とは何かと考えさせる。決して右翼的な書物ではないので、現代だからこそ、しっかり学ぶべきだね。2017/03/25

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