内容説明
放蕩者として有名なストーンヴィル侯爵オリバー・シャープは、祖母のヘティから一年以内に結婚しないなら財政支援を打ち切ると告げられ慌てる。自分の享楽的な生活ならあきらめるが、四人もの弟や妹を路頭に迷わすことはできない。しかしオリバーが享楽にふけるようになったのも、ヘティが孫の結婚を強く望むのも、どちらも過去の悲しい事件に端を発していた。実在した貴族きょうだいをヒントに描かれる、全米で圧倒的人気のリージェンシー・ロマンスの女王が放つ、待望の新シリーズ第一弾！
著者等紹介
ジェフリーズ，サブリナ［ジェフリーズ，サブリナ］ ［Ｊｅｆｆｒｉｅｓ，Ｓａｂｒｉｎａ］
ニューオーリンズ生まれ。英文学の准教授を経て作家に転身。多数のリージェンシー・ロマンスを発表。各種ベストセラーリストの上位を賑わせ、「セクシー・リージェンシーの女王」として君臨するトップ作家の一人。現在、夫と息子とともにノースカロライナに在住
上中京［カミナカミヤコ］
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
60
<ヘリオンシリーズ>1作目。ばば様のへティは策士だね。放蕩者で結婚する気のないオリバーとその弟妹たちをなんとかする為に1年以内に全員結婚しないと財産没収宣言。ばば様の気に入らないような女性を連れて来て宣言を取り消させようと浅知恵を働かせるけど、ばば様お見通し。連れてきた女性のマリアは賢くて純粋だったりするから計画なんて最初から破たんしてた感じだけど。マリアが好感のもてる女性だし、オリバーの弟と妹もみんな魅力的でした。特にマリアの従弟のフレディは愛すべきおバカで可愛い。続編も読みたいと思います。2017/07/18
たまきら
19
読み友さんから。この作品の前に友人たちのロマンスシリーズがあり、その中でも特に放蕩者として登場して人気だった男子が今回の主人公の模様です。両親の非業の死（母親が父親を射殺した後自殺したと考えられている）が兄妹らの独身生活と強くかかわっていると信じるばばさまが決意して、「1年以内に結婚しないなら遺産はやらない！」と断言するところからお話が始まります。吹き出すようにおかしな登場人物がたくさん出てくる中で、結構まじめな侯爵様に好感持ちました。アメリカ人女子のヒロインが素直でかわいい！けど、いとこのおばかに♡2016/06/23
りり
13
シリーズ第一作目。サブリナジェフリーズは初めて読んだのだけれど、ほどよく恋愛とミステリーが絡んでいてなかなかの読み応え。ヒロインが魅了なヒーローにうっとりしつつも、“不適切な振る舞い”をされたら、大事なところに蹴りを入れるという激しさにはびっくり！2016/11/04
すもも
10
★★★☆☆修養学校シリーズでは、かなりの悪設定だったと記憶しているストーンヴィル侯爵オリバーの話。サクサク読めました。あまり重苦しくならないのが、この作者さんのいいところであり、物足りないように感じてしまうところでもあるのかな。フォクスムア、カークウッドとの友情はいいな。(The Truth About Lord Stoneville 2010年作品)2015/11/15
veri
10
Outlanderを読み続けてたので、ヒーローの過去の悲惨さにそこまで入れ込めず残念でした。けれどヒーローとヒロインがお互いの気持ちを無駄に否定することなく、変にドキドキすることなく安心して読めました(^_^)ヒーロー、救ってもらえて良かったね！2014/05/02
