内容説明
エマは、父親に命じられるまま十五歳の若さでアズベリー伯爵ことリチャードと結婚した。だが、夫は初夜の契りを交わした翌日、エマを残して外国へ旅だってしまい、彼のよき妻になろうという彼女の夢は脆くも砕かれてしまった。それから十二年が経ったある日、彼女はある人物に脅迫されて娼館に出向き、そこで夫の姿を見つけてしまう。一方、夫の方も意外な場所にいる自分の妻に気づいて唖然とするが…。『ハーレムに堕ちた淑女』で鮮烈なデビューを飾ったT・クレアの官能ロマンス第2弾!
著者等紹介
クレア,ティファニー[クレア,ティファニー] [Clare,Tiffany]
2010年、ヴィクトリア朝を時代背景にした三部作の第一作『ハーレムに堕ちた淑女』でデビュー。写真家の夫と悪戯好きな二人の子供と共にトロントに在住
鮎川由美[アユカワユミ]
英国ニューカッスル大学英語教育法修士課程修了。英語講師の仕事を経て翻訳の道に入る。ロマンス小説の翻訳を多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カレイ.シュウ
12
ご都合主義のハーレクインロマンス。女性目線のH度高めな描写が唯一の見どころ。2018/02/05
キッチンタイマー
7
hot高めと覚悟してたのだけど、案外切なくて泣けた。中島みゆき風の出せない手紙、自分のセックスが受け入れられないことを悲しみながらも、観察し絵にせずにいられなかったヒロイン。あてのない想いが切ないね。15才のヒロインを省みることなく身勝手にとびたした男。でも気持ちのない男なんてそんなものだよね。せめて18だったら遠方にいても思い出してくれたろうか。2015/08/12
ドンニ
6
うーん。なんか惜しい。Hotシーンばかりで、斜め読み。ヒーロー自分勝手すぎで、ヒロインも夫を許しすぎ。アヘン販売で利益を受けていたのに、ヒロインそこはスルーかよ!?って感じ。ヒーローも後悔してるとか言いつつ、本気で後悔してなさそうだし。そして、もっとヒロイン抵抗してほしかったなー。土下座ヒーローが見てみたかった。⭐︎⭐︎⭐︎ 星32016/07/01
キッチンタイマー
5
やっぱり、泣けるなあ。でもエロ高め。2016/01/12
shushu
2
ロマ本結構読んできたけど指折りのクズヒーローだった。ヒロインを放置すること12年、しかもその間やってきたのがアヘン取引で、特にそのことを後悔も反省もしていないというゲスさ。ヒロインもその辺気にしていないようだし。当時の価値観からすればそんなもんだろうが、じゃぁ今ロマ本で奴隷商人主役にするか?欧米人は全く植民地主義を反省していないことがよくわかる作品。 しかし、安い2013年だと914円だよ、税抜きで。今は1100円くらいするよねー。コストが上がり、読む人が減って、1冊の値段上げないとやっていけないちうこと2021/10/17