内容説明
「日本に風俗嬢は何人いるのか?」「買春する男の傾向って?」「高学歴童貞は幸せだった?」「弱者叩きをする人ってどんな人?」「みんな“自分以外はバカ”だと思ってる?」セックスから政治まで気鋭の評論家&エコノミストが数字を武器に吼えまくった!
目次
1 フーゾク業界の経済分析
2 個人売春を市場調査
3 夜のマーケットの需要と供給
4 「幸福な若者たち」って誰のこと?
5 ニッポン社会的排除白書
6 流言とデマの経済学
7 アダルトメディアの夜明け
著者等紹介
荻上チキ[オギウエチキ]
1981年生まれ。評論家・編集者。メールマガジン『αSYNODOS』、『困ってるズ』、ニュースサイト「Synodos」編集長。政治経済から社会問題まで幅広いジャンルで取材・評論活動を行う
飯田泰之[イイダヤスユキ]
1975年生まれ。エコノミスト、明治大学政治経済学部准教授、(株)シノドスマネージング・ディレクター、財務省財務総合政策研究所上席客員研究員。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨクト
26
タイトル通り、フーゾク店や売春をいろんな視点から経済的に分析した本。後半はデマ情報やアダルトサイト実情等についても言及。データ収集が難しい業界で、データから見えてくる事実。うまい感じにふざけている感じの内容。経済学と銘打っているだけあって、母データとか変数とかもしっかりしている感じ。2014/03/09
ふろんた2.0
24
なかなか数字には出しにくい、フーゾク産業、さらにはワリキリにまで踏み込んで調査している。数字を知るには良いのだが、経済学というより分析手法を披露しただけのようにも。2015/01/12
魚京童!
19
で、なんなの?2014/12/08
せんべい
18
夜の歓楽街(特に風俗)に対する統計学的分析。面白おかしく読了できた。 巷には夜の街のルポルタージュは数々あるけれど、体系的に調べた数値など見たことなかったので興味深かった。 検討する対象業界が不確かなので、学問的推計法を用いて算出した数字には説得力があった。 一方で流言やデマのみならず、マスメディアの情報も鵜呑みにせず自分で考えないととも思った(汗)。2014/12/23
くろまによん
16
個人売春において、どれだけの人が「ナマ」okなのか、いくらプラスすれば「ナマ」でできるのかなど、しょーもない調査がたくさん掲載されている。大学の女子学生の処女率は、偏差値が1上がるにつれて4.2%上昇するが、東大生にはその限りではない、など。しかし、データや数字を無視した適当な議論がいかに無意味かという真面目な指摘もたくさんある。生活保護の問題もそう。「不正受給」という一部の事例で全体を締め上げるのはおかしい、とかね。エロも真面目も併せ持つ良書。2014/09/06
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