内容説明
十二年前のあの事件以来、エリザベスは孤立無援の長い逃亡の日々を送ってきた。そしていま、彼女はアーカンソー州の豊かな自然にめぐまれた田舎町に居を構えていた。そこで彼女は地元の警察署長ブルックスと出会う。彼はエリザベスが全身から発する言葉にならない言葉を鋭く感じ取っていた。“わたしを見ないで”、“わたしに気づかないで”。気さくで温和だが、粘り強い男ブルックスが彼女に接近を開始する…。デビューから三十数年、ロマンス小説の女王N・ロバーツ200作目の記念碑的力作!
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ] [Roberts,Nora]
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするや、一躍ベストセラー作家となる。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には“タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人”の第7位に選ばれている
越本和花[コシモトワカ]
兵庫県出身。文芸翻訳家。ロマンス、ミステリを中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
18
天才ヒロインはマフィアの報復を怖れて隠れるように1人で生きてきて12年。ヒーローに出会って普通の生活を手に入れたいと、隠れずに戦うことを選択する。頭が良くてお金持ちのスペック高いヒロインを、卑屈にならずに懐深く支えることのできるヒーロー。なにげに現代の理想的なカップル像2021/09/22
すもも
14
★★★☆☆ The Witness 2012年作品 ノーラ・ロバーツの記念すべき200冊目の作品。毎年、複数の作品をだし、それぞれが一定のクオリティを保っているのは全く驚くばかりです。ロマサスなのにヒーローの出てこない200頁弱を一気に読みました。イブ&ロークのような何度も読みたいと思わせる中毒性はなかったけれど面白かったです。2017/05/02
siva
14
ノーラ・ロバーツ久々のヒット(私にとって)。サスペンス色強いし、何と言っても主人公が魅力的。精子提供によって生まれた天才、特殊な環境で育ったため世間擦れしてるところがいい。一気読みでした。2015/09/17
☆kubo
13
やっぱりノーラ・ロバーツは止まらないなー。一気読みでした。割とサスペンス色が強めでラブシーン少なめなのは良かったけど、それなのにラストがこれで終わり?なのが惜しかった。ブルックスが膝蹴りをくらった所はおかしかった(笑)2013/10/12
rokoroko
8
電車乗り過ごした面白さ。天才的なハッカーのヒロインが自分を逃亡生活においやった組織と戦う。ハラハラして最後は・・・2014/10/01