内容説明
満州国が現在も残っていたら?仮説から史実を演繹し「歴史の真実」を知る!「歴史の学び方」入門書。
目次
第1章 日本(もしも日本に開国維新がなかったら;もしも日本に文明開化、殖産興業がなかったら ほか)
第2章 台湾(もしも清国の台湾統治が続いていたら;もしも台湾民主国が今日まで続いていたら ほか)
第3章 韓国・朝鮮(もしも朝鮮が一度でも中国を征服していたら;もしも朝鮮が中国の朝鮮省になっていたら ほか)
第4章 満州(もしも万里の長城がなかったら;もしも満州人の清朝がなかったら ほか)
第5章 中国(もしも清帝国の懲罰戦争が失敗しなかったら;もしも列強が中国分割に成功していたら ほか)
終章 大東亜戦争(もしの大東亜戦争がなかったら;もしも日本が米英に負けていなかったら ほか)
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
文明史家、評論家。1938年台湾生まれ。1964年来日、早稲田大学商学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。1991年に出版した『中国之没落』(台湾、前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動を開始。1994年に巫福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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磁石
13
中国(または清帝国)/韓国(朝鮮も)が日本との戦争で勝って領土を保全してしまった場合、近代化への道は永遠に閉ざされ欧米列強の奴隷に堕ちていた。今でも大植民地主義が幅を効かせて、世界規模のカースト制度が敷設されたかもしれない。逆にもし、WWⅡを大日本帝国が勝ったら/満州帝国が生き延びたら/大東亜共栄圏が完成できたら、欧米列強には悪夢な現代になっていたかもしれない。EUは二番煎じになっていたはず。もしかしたら当時、後者の未来を予見してしまった誰かが、何らかの対策をとったのかもしれない。真相は闇の中。2016/03/03