内容説明
キアー・マクウェイドはスコットランド人領主の三男でありながら、跡を継ぐことになった。強欲な父やふたりの兄が相次いで命を落としたからだ。彼は国王に忠誠を誓い、そして花嫁を見つけるために、急いでロンドンへ旅立つ…。イングランド人伯爵令嬢ヘレナ・ニヴェットは憧れの宮廷で拝謁を賜るが、そこは彼女が夢みていた場ではなく、以来、緊張の日々を送っていた。そんなある日、彼女は逞しいスコットランド人男性と出会いひと目で惹かれるが…。好評シリーズ“気高き花嫁たち”第三巻。
著者等紹介
ワイン,メアリー[ワイン,メアリー][Wine,Mary]
現在までに、ヒストリカル・ロマンス、ウェスタン・ロマンス、ロマンティック・サスペンス、ファンタジー等、20作を超える作品を発表。2008年エロティック・ウェスタン・ロマンス部門のEPPIE賞を受賞
香山栞[カヤマシオリ]
英米文学翻訳家。サンフランシスコ州立大学スピーチ・コミュニケーション学科修士課程修了。2003年より翻訳業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
31
<気高き花嫁たち>シリーズ3作目。つまらない訳ではないけれど、ガッカリ感ハンパない。レイラインがヒロインじゃないんだ^^;前作から気になる登場人物だったのに・・・。今回はヒロインの友達として登場でした。そして舞台もほぼ宮廷。悪役のヒロイン兄は弱っちいクセに権力振りかざして悪知恵働かせて本当に最低。裏工作とか色々やるのも嫌な感じ。このシリーズ気になる登場人物が沢山いるのにその人達の話は出ないのかな?アンの妹のボニーとアラライクとかレイラインとワイズ公爵とか、あとドルースも気になるな~。2015/08/15
たまきら
18
全作で魅力的だった真面目なお兄が、親の汚名を雪ぐため宮廷に向かうところからお話が始まります。エリザベス女王崩御後の宮廷の混乱ぶりや、当時の日常風景がすごくさりげなくお話に組み込まれていてそこばかり楽しんでしまいました。小説ってこういうところすごいですねえ。まんがや映画は視覚化しないといけないのでもっとすごいけど…。差別の部分は昔スコットランド人のカメラマンと仕事したときに、そういえば他のスタッフが似たようなからかいをしてたな、と思い出し笑い。しかし読みたい女子が主人公にならずやきもきします。2016/01/25
Miyuki_fsog
14
このシリーズを通して、ヒーローはみんなステキ❤ そして、これも毎回なんだけどヒロインの身内がムカつくΣ( ̄皿 ̄;; 今回は兄…死んでくれてスッキリした♪今回一番辛かったのは、ヒーローの愛人が 身籠る事も出来ず ヒーローから愛されてはいない!からと城を出て行くシーン…彼女はヒーローを愛していたのに‼気の毒過ぎる(ToT)2016/09/21
Akiko
12
良かったけど、一作目が一番良かった。理由はわからないけど。でも、3作共にヒーローはいい男!
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
10
気高き花嫁たちシリーズ第三弾。一弾、二弾同様期待を裏切らず面白かった。このシリーズは私が今まで読んだヒストリカルの中で、一番好きなシリーズになった。どんどん、続編を出してほしい。ヒーロー、ヒロイン以外に、一弾、二弾に出てきたいとこのドルース、二段ではアラライクがボニーに恋をし、三弾ではその妹のレイラインとワイズ伯爵のその後も気になるし。主役になる人たちが多数控えてる。早くよみたい。2015/05/24