内容説明
4人目の犠牲者が発見された。遺体から脳を取り出す同じ手口から、やはりケイヒル犯人説が強くなる。警察はケイヒルを別件で逮捕。FBIが家宅捜索すると脳組織が見つかった。もはや彼が犯人なのは疑いない。だがケイヒルは自供と否定を繰り返す。じつは自供したのは別人格らしい。ケイヒルはサイト訪問者の“探究者”が真犯人だとジェシカに強く主張。脳組織も探究者から送られてきたものだと。そしてケイヒル起訴の日、ジェシカは5人目の犠牲者発見の知らせを受ける。シリーズ第10弾。
著者等紹介
ウォーカー,ロバート[ウォーカー,ロバート][Walker,Robert W.]
1948年ミシシッピ州生まれ。シカゴで育ち、ノースウエスタン大学を卒業。79年から小説を発表し、著作数は40冊を超える。現在はフロリダ州在住
瓜生知寿子[ウリウチズコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
對馬 正晃
5
犯人を追い詰める後半部分は、伏線となっていた人物が絡んできてかなり面白かったです!最後の最後で「X-FILES」みたいな展開になるのも大好物ですね~☆この検死官シリーズ、次作で完結との噂・・・なんだか勿体ない気がします・・・。2017/05/09
tai65
2
星3・52016/04/22
tktm
0
最初から犯人が分かっているからどういう風に持って行くのかなーと思っていたけど、いろいろ盛り込んであっさり終わらせなかったのがよかった。それにしても人はダークサイドに惹かれる生き物なんだろうか・・・。2015/04/11
ポコ
0
久しぶりの再読。アレックス・カーヴァからのロバート・ウォーカーで「あれ?読みにくい」と思ってしまった。以前は全く気にならなかったのに、なんでだろう?それでも後半は面白くなってぐいぐい読み進んでしまった。主人公は検死官の設定なのにあまり検死のシーンがなく、こんなに捜査に参加するの?検死官って…と、今更ながらの疑問。2022/09/02
fukafkacraft
0
脳を食べることで特別なパワーを手に入れるという発想は古くから使われているので、女性検死官がどのような活躍を見せるかが本作の醍醐味であるが、ごく普通のB級映画みたいでした。北欧作家なら陰惨で冷厳な描写をするところですが、そんなものは欠片もなく、ペラい会話が続きます。それでも下巻まで読んでしまったのはエンタメとしてストーリーがしっかりしていて整合性が高いのと、もしかして脳を食べたことで何か特別なことが起きると期待してしまったから。ケイヒルとケニヨンが紛らわしくてごっちゃになる。2020/11/29