内容説明
「私は獄にきてよかったのです」一生、刑務所から出ないことを決意した無期囚は、20年の獄中生活で、どのような心境の変化があったのか。そして、これからどう生きるのか。無期囚が綴る異色独白記。
目次
第1章 罪と罰(事件を起こした私の性格について;拘置所生活三年;拘置所から刑務所へ ほか)
第2章 仕事とお金(仕事について―単純労働こそ自己鍛錬;お金について)
第3章 思索の日々(欲望とは;読書の喜び;書くことの意味 ほか)
著者等紹介
美達大和[ミタツヤマト]
1959年生まれ。2件の殺人の罪で、現在は無期懲役囚として服役中。ブログで「無期懲役囚、美達大和のブックレビュー」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
31
読友さんのレビューで本書の著者を知り、読友さんのレビューは別の著書でしたが、なんとなく本書から読み始めてみました。著者の著作1冊目ということもあるのかもしれませんが、長い長い著者の独白をひたすら聞いてる感じの1作でした。また機会があれば他の著作にもチャレンジしてみようかと思います。2019/06/05
ごへいもち
22
無期懲役囚の考察集。この人がどう考えているのかは前の著書でわかったので具体的な話が関心の対象。今は毎月数十万円使っているそうだが原資は何だろう。2015/11/03
魚京童!
16
失われた時を求めてを読まなきゃ。2016/02/08
葉芹
16
7月最初の本だというのに、大外れ。自画自賛というのはうざいです。贖罪になっていません。ああ、時間の無駄でした。もっと得るものがあるかと…。このレビューを見た方、他の本を読んでください。それだけです。2013/07/01
ぽれぽれ
7
同時期に、堀江貴文著「ゼロ」を読みました。美達氏と堀江氏には、似ている部分があったので紹介していきます。では、類比します。二人は、獄にいても精神的に自由です。獄とは、刑務所のことであり、犯罪者を収容する場所です。そこは、人生を諦めた人ばかりです。しかし、彼らは思索し、時間を制約されながらも、自分を悲観せず、出来ることをしていました。彼らは、むしろ世間の人々の方が不自由ではないかと問いかけます。世間は、刹那的な欲望に溺れ、信念もなく流されてばかりではないでしょうか。私もその一人です。2015/01/22