内容説明
栗原はるみ初のエッセイ。日々の暮らしが楽しくなる「幸せの65個」。
目次
赤いりんごの絵
緑の扉
父のひざかけ
1万個のシフォンケーキ
ぞうきんがけ
ごはんとごま汁
ジーンズ
私の手、働く手
はみちゃんの椀
お気に入りのカップ〔ほか〕
著者等紹介
栗原はるみ[クリハラハルミ]
1947年静岡県下田市生まれ。26歳の時に栗原怜児氏と結婚、一男一女に恵まれる。家族のための日常の料理作りが、幅広い層から絶大な支持を得て人気料理家に。生活提案型のショップ&レストラン「ゆとりの空間」等をプロデュース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
45
“「はみちゃんがこんなに楽しく仕事ができるのも、ひとりの力じゃないよ。人との和を大切に、人に感謝する気持ちを忘れないで」亡き父の手紙にはいつもそう書いてあったことを思い出します。” 日々の暮らしや幼い日のこと、家族への想い…栗原はるみさんが綴る言葉の中には、今もお父さんの温もりの記憶が端々に散りばめられているように感じる。今から5年前に出された65歳の節目のエッセイということは、え?もうそんなにお歳を重ねてらっしゃるの!? 桜模様の器、甘夏のジャム、50年以上愛用の漆の椀、きゅっと結ぶエプロン、いいなあ。2017/03/15
booklight
41
65歳になった栗原はるみの、65の楽しいこと。ナチュラルに見えてやっていることは相当ハード。シフォンケーキも1万個焼いていた。さすがプロ。でもそれを楽しめる、そしてやることをシンプルにしているのが、素晴らしい。それは料理だけでなく生活も。それら含めて人気なのだとよくわかる。確かに楽しいことをいくつも持っているのはいい。モノがほとんどなのは、料理家らしく現実主義者だからか。形のある好きなモノが現実を支えてくれる。そういったモノに囲まれるのは、幸せだろう。ごま汁、窓ふき、片口、アイアンツリーがよかった。2021/05/03
ヒデミン@もも
31
栗原はるみさん、65歳のしあわせなこと65。初のエッセイとのことですが、以前雑誌を購読していたからか、ほとんど知ってることでした。ずっと変わらず素敵な旦那様とお子様とお母様を大事にしてみえる栗原さんが大好きです。一度、栗原はるみさんのお店がデパートに開店したとき来店されてお会いしたこと思い出しました。素顔も笑顔が素敵な方でした。シフォンケーキはモチロン、おせち料理も栗原さんのレシピです。2015/06/20
これでいいのだ@ヘタレ女王
30
1日1日を丁寧に 小さな楽しみを見つけて 過ごすことの大切さを教えてくれる書。肩肘を張らず 素直で真摯に センスにおいてはこだわり、自分の美意識を持って過ごされている彼女の人柄もわかり、とても良かった。 図書館で借りた本だけれど、これは心をリセットするために事あるごとに開くため購入するかも。2014/06/01
はるき
29
ステキな女性のステキなエッセイ。料理家であり妻であり母であり娘。多忙な日々を工夫と努力で鮮やかに彩る。幼少時から大切に慈しまれてきたのが分かる、上品な言葉とセンスに溢れたライフスタイルはため息もの。2016/12/19