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内容説明
『原発のウソ』に写真、図版、最新データを加えて再び、警告。世界最悪の事故はまだ終わっていない。
目次
放置国家に仕組まれた放射能地獄
1 原発事故で何が起きたのか
2 放射能とはどういうものか
3 放射能汚染と向き合う現実
4 原発の“常識”は非常識
5 地震大国に54基もの原発が
6 原子力は「未来のエネルギー」か?
7 原子力に未来はない
起きてしまった過去は変えられないが、未来は変えられる
著者等紹介
小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教、原子核物理学者。原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。原子力を学ぶことでその危険性と差別性に気づき、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JOC臨界事故などで、放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としての立場からその危険性を訴え続けている。専門は放射線計測、原子力安全(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつ子🐈⬛
7
本の整理をしていて発掘。家族が購入したものと思われる。 なんというか…、冒頭の写真からだけでも私含む多くの日本人が目をそらしてきたこと、知っていて知らんふりをしてきたことを突きつけられたようで、苦しい。福島とその周辺の方々…本当にお辛かったな…。 世界の地震の1割以上がここ日本で起こっているという。なのに私たちは原発以外の有効な道をいまだ見つけ出せずにいる。世界には地球温暖化を受けて原発へ回帰する国々もあるとか。著者は、代替エネルギーの開発と普及がなされるまでは水力と火力で補うべしと。もう何が何やら。2024/01/10
キキ@新潮部
7
廃炉のその先のさらに先のことまで考えてなかった自分に愕然とする。きっと私だけじゃないだろう。読んだ後に福島の原発事故のニュース動画を改めて探してみたら、音声入りの海外ニュースが出てきた。国内では映像しか流されないのは何故?あの音を聞いたら、ゾッとした。けど、それを流さない日本のマスコミ、マスコミに規制をかける政府、電力会社にはもっとゾッとさせられる。本は資料がたくさんあって分かりやすかった。2016/07/05
UCD
4
今日再び目を通した。参考文献が明示されていないことがかなりマイナスだけど、言ってることは間違ってないと思う。一刻でも早くこんなものはなくした方がいい。とは言っても廃炉に何十年もかかるのだが。。2014/01/22
しろくまZ
2
イラストやグラフが多数掲載されていて、分かりやすく説明されている。これを読むと「原発はいらんわな」と思うわけだが、即、原発稼働をゼロにするというのも実現性に疑問符は残る。正確な電力需給のデータ、脱原発へのプロセスなどを明確に示されれば国民の大多数は納得するだろうが、その説明責任を今の政府に求めても無理な気がして、一市民として不安と無力感を感じるしかない。2012/04/23
窓辺のクロッカス
0
レポート用。脱原発サイドとして。2012/09/01